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脳腫瘍から復活した四国銀行・柴田、2月に誕生した愛娘の存在が励み「パパとして1年でも長くプレーを」

[ 2022年4月17日 05:30 ]

社会人野球第64回JABA岡山大会   四国銀行0―6セガサミー ( 2022年4月15日    倉敷マスカット )

 社会人野球岡山大会 予選リーグ突破への意気込みを見せる四国銀行・柴田一路外野手 
Photo By スポニチ

 四国銀行は後半に投手陣が崩れ、打線も無得点に終わった。15日のJFE西日本戦で逆転の決勝2ランを放っていた柴田一路(いちろ)外野手は、2打数無安打1四球。「投手が頑張っていたので、なんとか1本打ちたかった」と肩を落とした。

 春日丘(大阪)、高知大を経て入社6年目の27歳。一見して他の選手と変わらないが、奇跡的ともいえる苦難を乗り越えてきた。2019年12月、悪性の脳腫瘍を患った。野球をあきらめるどころか、生命の危機にさらされる日々。20年5月に開頭手術を受け、懸命のリハビリを経て8月に実戦復帰した。ただ、再発の可能性があるため、今でも4週に1度の京大病院への通院が欠かせないという。

 この日も相手投手の投球が頭部付近へすっぽ抜け、倒れ込んで避ける場面もあった。

 「相手も打たせまいとして投げている。野球には、そういったこともあるものとして捉えている」

 グラウンドに立てば、自身の状況は関係ないとばかりに恐怖心を否定した。

 私生活では愛娘の存在がモチベーションにつながっている。今年2月9日に待望の第1子「はろ」ちゃんが誕生した。

 「子どもに野球をやっているところを見せたいですね。目標はパパとして1年でも長く野球をプレーすることです」

 Bブロックは四国銀行を含め3チームが決勝トーナメント進出の可能性を残す。突破には18日のパナソニック戦で勝利することが絶対条件になる。

 「強い相手だが、勝ちきれるように調整したい」

 真実一路、社会人として、野球選手としての姿勢を貫いて、まずは目の前の試合に向き合う。

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