日本ハム上沢、意地の無失点。「(佐々木朗に)ワクワクしたけど僕も点を取られなければ負けない」

[ 2022年4月17日 19:40 ]

パ・リーグ   日本ハム1―0ロッテ ( 2022年4月17日    ZOZOマリン )

<ロ・日>6回を投げ終え、清宮(右)とグラブタッチをかわす上沢 (撮影・白鳥 佳樹)
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 さすが日本ハムのエースだ。怪物を「チラ見」しながら、上沢直之投手(28)も7回4安打無失点の好投で、チームの1安打勝利を演出した。

 「きょうはゼロで抑えられたのが一番かな。ブルペンからあまり調子は良くなかったけど、それを飲み込んで、抑えめに入っていこうと割り切れたのが良かった」。佐々木朗との息を飲む投手戦には「(味方が)点を取れないと分かっていたので、素晴らしいピッチングを見て僕もワクワクしていた。ただ僕も点を取られなければ負けることはないと意識して投げた」。

 ベンチ前でのキャッチボール中、マウンド上の豪腕が自然と目に入っている。「見ていていつも沸かないような感情になった。自然と笑っちゃうような…。イニング間が(無安打で)なかったから、そのお陰で僕もいけたかな」とおどけた。

 BIGBOSSこと新庄剛志監督(50)も「ウチの上沢君もね、完璧ですよ。力感なく力の入れるポジションもバランス良くて安心して見ていられた」と絶賛した。

 今季初勝利こそお預けとなったが、エースに焦りはない。「きょうはチームが勝てたのがすごくうれしくて。すごくいい試合を勝てた印象はある」と話すと「(自身の)勝ち星は後からついてくるもの。きょうみたいなピッチングを続けていきたい」と表情は明るかった。

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