“淡路島が生んだ鉄砲肩”の津名・佐藤 プロ6球団の前で攻守で躍動「刺す自信ある」

[ 2022年4月17日 05:30 ]

春季高校野球兵庫大会 1回戦   津名1-4三田学園 ( 2022年4月16日    明石トーカロ )

<津名・三田学園>2回先頭で右中間へ二塁打を放つ津名・佐藤希興
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 兵庫大会が開幕し、1回戦5試合が行われた。三田学園―津名では、プロ注目の強肩捕手である津名・佐藤希興(3年)が6球団視察の中、攻守に躍動した。春夏計3度の甲子園優勝を誇る報徳学園は、昨春覇者・神港学園との接戦を制した。優勝校は5月21日開幕の近畿大会に出場する。

 淡路島が生んだ鉄砲肩にプロ6球団が熱視線を送った。今秋ドラフト候補に挙がる津名・佐藤希興=写真=が「4番・捕手」でフル出場。チームは敗れたが4打数2安打で2二塁打を放ち盗塁も1つ刺した。

 0―1の7回2死満塁で二飛に倒れ「あそこでしっかり打っていたら流れは変わっていた」と悔やんだが、二塁送球到達タイム2秒を切る地肩の強さでこの日も許盗塁はゼロ。昨秋の播淡地区大会2回戦では、昨春選抜に出場した東播磨の4盗塁企図を全て刺し、評判を呼んだ。「走ってこられても刺す自信はあります」と持ち味の肩はアピールできた。

 「肩、フットワークはいいものを持っている。将来性も感じる」と巨人・岸敬祐スカウト。佐藤希は「夢はプロ野球選手なので、励みになります」と笑みを浮かべた。

 ◇佐藤 希興(さとう・きおき)2004年(平16)6月14日生まれ、兵庫県淡路市出身の17歳。一宮小3年からいざなぎクラブで野球を始め、一宮中では軟式野球部に所属。津名では1年夏から背番号17でベンチ入りし、1年秋からレギュラー。1メートル74、68キロ。右投げ右打ち。

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