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エンゼルス・大谷、待望1号プレーボール弾&2号2ラン!「ショーヘイ、キュンデス!」実況もメロメロ

[ 2022年4月17日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス9―6レンジャーズ ( 2022年4月15日    アーリントン )

<レンジャーズ・エンゼルス> 5回、この日2本目となる2号2ランを放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(27)が15日(日本時間16日)、レンジャーズ戦に「1番・DH」で出場し、初回表の初球を捉える今季1号の「プレーボール弾」を放った。メジャーでは最も遅い出場8試合目、31打席目の一発。5回には2号2ランを放ち、2本塁打3打点でチームの逆転勝利につなげた。5試合連続安打ながら、打点もマルチ安打も今季初。昨季ア・リーグMVPが、豪快に復調への一歩を踏み出した。

 迷いのないスイングだった。初回表の初球、右腕ブッシュの96マイル(約154キロ)直球。大谷はボールゾーンに近い高めをかち上げた。高く高く上がった打球は、右中間のブルペンに落ちた。待ちに待った今季1号。さらに3―6で迎えた5回1死一塁では左腕アラードから右越えへ2号2ランを放ち、バットフリップも決めた。

 「2本打ててうれしい。特に負けている展開でチームに流れを取り戻して最終的に勝つことができたのは、自分にとっても一番大きかった」。大谷は復調気配を告げる快音と、勝利の余韻に浸った。

 中継局バリースポーツ・ウエストも大騒ぎ。「オオタニ、スゴイ!」、さらに「ショーヘイ、キュンデス!」と、TikTokなどで流行するワードを交えて喜びを表現した。いずれのアーチ後も、ベンチではテキサス州名物のカウボーイハットをかぶせられて照れ笑い。同州出身のレンドンが前カードで打った時から始まった、本塁打を祝福する儀式だが、今回は試合の開催地だけに最高の巡り合わせとなった。

 復調の兆候。それは(1)高めの攻略(2)早いカウントからの仕掛け、に垣間見えた。1、2本目とも捉えたコースは高めの球。ここまで高めの速球に差し込まれる場面が目立っており、前日に大谷自身も「動き出しの遅れ」を課題に挙げていた。日々、一緒に微調整に取り組んだジェレミー・リード打撃コーチも「大谷はリズムが良い時は高い球を打つことができる。そのリズムに入ればカウント関係なく打つことができる」と高め打ちをバロメーターに挙げていた。

 もう一つ大谷が挙げていた課題は「ゾーンの見え方のズレ」。こちらは際どい高めの球に反応しファーストスイングで仕留めた好球必打に、解消への道筋が感じ取れた。屋外でフリー打撃をしない独自調整は9勝&46本塁打でMVPを獲得した昨季から継続。ノーアーチが続いても、ぶれずに修正につなげた。

 3回の見逃し三振では首をひねる場面もあり、まだ完全復調とは言えない。それでも、着実に状態は上向いている。ジョー・マドン監督は「昨季と同じように打っていた。もう大丈夫だ」と太鼓判。大谷が5年目で初めて「ジャッキー・ロビンソン・デー」で放ったアーチを、悲願のキングへの号砲とする。(柳原 直之)

 《8戦31打席目は自己最遅》大谷の今季1号アーチは開幕8試合目、31打席目。いずれも19年の6試合目、26打席目を下回った。最も早かったのは18年と21年の出場2試合目で、打席数では18年の6打席目。日本ハム時代は16年の2試合目、3打席目が最も早く、13年の34試合目、92打席目が最も遅い1号だった。

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