阪神 今季初めて勝ち継投が機能 7回からアルカンタラ―湯浅―岩崎が零封リレー 矢野監督も安ど

[ 2022年4月17日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2-1巨人 ( 2022年4月16日    甲子園 )

<神・巨>2番手で力投するアルカンタラ(撮影・椎名 航)
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 開幕から19試合目。ようやく猛虎の勝ち継投が、ガッチリとハマった。6回まで好投した阪神・ウィルカーソンの後を受けた救援陣が、巨人打線を零封リレー。矢野監督も安どの表情を浮かべ、称えた。

 「湯浅が8回にいって、優(岩崎)がしっかり後ろにいる形で勝てた。タラちゃん(アルカンタラ)もしっかりいってくれたんで。勝ち切れた。しかも1点差ってのは大きい」

 7回から2番手で登板したアルカンタラは1死から大城に四球を与えるも、続く代打・若林を二ゴロ併殺に料理。3試合連続無失点の助っ人右腕は「いつも通り与えられた場所で自分の仕事をすることを心がけた。リードを保ったまま後ろにつなぐことができてよかった」とうなずいた。

 そして8回は、湯浅だ。先頭・吉川に中前打され、続く坂本への6球目が暴投となって同点の走者を得点圏に背負った。それでも成長著しい右腕は踏ん張った。坂本、ポランコをいずれも力強い直球で2者連続三振に斬り「やっぱり三振が欲しい場面だったので。投げている上で三振は狙っていますし、取れてよかった」。最後は相手主砲・岡本和を中飛に打ち取り、力強くグラブをたたいた。12日の中日戦では1点リードを守り切れず、プロ初黒星。「特に気持ちを変えたとかはないですけど、絶対に抑えると強い気持ちを持って投げた」と振り返った背番号65に、初のお立ち台が待っていた。

 最後は岩崎が仁王立ちして今季2セーブ目を挙げ、「勝つことができてよかったです」と一言。22年版・勝利の方程式がようやく完成し、機能。ここから逆襲を期す。(阪井 日向)

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