橋下徹氏 サッカーのフェアプレー精神と対照的な政治家の思惑に苦言「政治が絡むと紛争になるでしょう?」

[ 2022年12月5日 17:31 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が5日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、サッカーFIFAワールドカップ(W杯)を巡る周囲のフェアプレー精神を称賛した。

 番組では、この日深夜(日本時間深夜0・00)に日本がクロアチアと決勝トーナメント1回戦で戦うのを前に、榎並大二郎アナウンサーがクロアチア大使館を取材する様子を放送。勝敗予想を聞かれたフラスティッチ駐日大使は「日本が勝利し、サッカー人気がもっと高まったらいいなと言いたいが、対戦相手がクロアチアでなかったらそう言いたかった。でも私の立場からして、クロアチアの勝利を願っています」と、日本への敬意を込めて答えた。

 クロアチアは91年に旧ユーゴスラビアから分離独立したが、その後も各地で紛争が続いた。そんな歴史を経ての愛国心の強さに、橋下氏は「クロアチアって国が独立国家になる過程で非常に大変な過程があったので、国を代表するという思いがすごい強いと思う。そこに日本も負けないように」と、両チームのサポーターにエールを送った。

 同大会では、自身の国に関係なく、各国代表チームの奮闘ぶりを応援する様子が伝わっている。橋下氏は「サポーターも含めて、大使もそうだけど、サッカーの周りで応援する人たちは、互いにリスペクトしていますよね」と称賛した。この日は朝の「めざまし8(エイト)」にも出演しており、その中で見た映像について説明。「カタールの現地の映像があったんですけど、みんな宗教とか関係なく、サウジアラビアの人かな?“同じアジアだから頑張れ”とか、すごくいいじゃないですか?」と、フェアプレー精神に拍手を送った。

 翻って橋下氏は、世界情勢を憂慮。「ところが、政治が絡んでくると紛争になるでしょう?サッカーで世界各国のみんながリスペクトし合うのに。政治というのは、戦争をやるということだけはね、止めてもらわないといけないね。ロシアね」と苦言を呈した。

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2022年12月5日のニュース