「徹子の部屋」が渡辺徹さん追悼特集を放送 「笑顔を拝見してまだ信じられない」「泣けた」の声

[ 2022年12月5日 14:30 ]

2021年、「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2021」でビールで乾杯する渡辺徹さん、榊原郁恵夫妻
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 テレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)が5日、敗血症のため11月28日に死去した俳優の渡辺徹さん(享年61)の追悼特集を緊急放送した。

 番組では渡辺さんの過去の出演回のVTRを放送。最初は1984年、渡辺さんが大ヒットドラマ「太陽にほえろ!」の竹本淳二(ラガー)刑事役で人気となった23歳当時の出演回の様子が流れ、小、中、高校時代に児童会長、生徒会長をしていたことなどが明かされた。

 1990年、28歳当時の出演回では25歳で歌手の榊原郁恵と結婚し、2年後に誕生した長男・裕太の話題に触れ「俺は大きくなったら息子と一緒に丼いっぱい飯食いたいですね。うちで制限されちゃってるから」「ご飯にマヨネーズをかけて、ちょっとそこにしょうゆを垂らしてね、そこにわさびをちょっと入れると最高にうまいんです」などと話していた。

 56歳となった2017年には結婚30年を迎えて榊原と夫婦で初出演。結婚25周年の年には京都旅行をし、ダイヤの指輪をサプライズで手渡し榊原は大喜びしたものの、翌々日に息子の話から榊原がクレジットカードの明細書を見ていたために事前に知っていたことが明らかになったとし、「大成功だと思っていたのに全部バレていたっていう。そういう失敗をしたわけです」と苦笑した。

 58歳だった2020年にも夫婦で出演すると、買い物中の夫婦ゲンカについて言及。「もう10年20年前になりますけど、近所のスーパーでうちもめてたんですよ。肉を買うか買わないで。陳列棚の向こうで、マンゴープリンを買う買わないでもめてる夫婦がいるんですよ」「誰かなと思って見たらダウンタウン浜田の夫婦だったんです。みんなもめてるんですね」と驚いたエピソードを告白。2人で出かけることが増えたとも話していた。

 60歳となった2021年には裕太とテレビ初共演。裕太が両親の家での仲の良さをぶっちゃけ、渡辺が照れる一幕があった。

 同番組最後の出演となったのは今年9月23日放送、元文学座で先輩にあたる俳優・中村雅俊と共演した回だった。中村と41年前に初めて会った際に送られた「宝物」という色紙を持参、「いつまでも あると思うな 人気と仕事」と書かれていたとし、「これからデビューする人間に、なんとネガティブな。“大志を抱け”とか“夢を持て”とかそういう言葉かと思ったら、こんなリアルな言葉を書いてくれて」。中村が「まあでも素敵な芸能界という世界でこれから飛び立とうという、彼、絶対うまくいくと信じていたし、でもちょっとからかい半分で、あともう半分はやっぱりそういう世界で頑張ってほしいっていうか、これからスタートラインに立った人なんでね」などと話すと、渡辺は「いや、あの時のお顔は絶対ふざけてました」と笑ってみせた。

 明るく話す渡辺さんの姿に、ツイッターには「徹子の部屋見て泣けた」「渡辺徹さんの笑顔を拝見してまだ信じられない」「#中村雅俊さんと御一緒に#徹子の部屋に御出演なされていたのはリアタイしていたなぁ~これが最後になっちゃうなんてあのときは全く思わなかったよ 改めて#渡辺徹さんの#ご冥福をお祈りします」「渡辺徹さん追悼。“息子さんが大きくなったら一緒にお酒を飲みたい?”に“いや!一緒に丼めし食いたいですねー”って。徹子さん ソファーから転げ落ちて大笑い!“マヨネーズかけてワサビ足すと美味い”に笑いが止まらない徹子さん。こんな人が死んじゃダメだよーっ!」「明るく抱負を語るこの回がつい最近だっただけに…」などといった反響が寄せられた。

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