前園真聖 クロアチアの懸念材料指摘「主力の選手たちは常に試合に…もしかしたら疲れも」

[ 2022年12月5日 16:22 ]

元サッカー日本代表の前園真聖
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 サッカーの元日本代表MFでタレントの前園真聖(49)が5日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)に生出演し、FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の決勝トーナメントで日本と戦うクロアチアの戦力を分析した。

 クロアチアとは過去3度、対戦しており、1勝1分1敗。日本が初出場した1998年フランス大会でも戦い、0―1で敗れた。一方のクロアチアは、その大会で3位。18年ロシア大会では準優勝と、W杯で実績を残している。

 今大会のクロアチアは、前大会からメンバー8人が残っている。前園は「経験値、勝ち方を知っているという意味ではアドバンテージになると思います」と、相手の利点を挙げた。一方で、「ただ今大会、主力の選手たちは常に試合に出ている状態なので、日本戦をどういう状態で迎えるか。もしかしたら多少、疲れもある」とも指摘した。クロアチアは今大会、3試合フル出場の選手が5人おり、要注意人物に挙げられるMFモドリッチもほぼフル出場している。

 主軸メンバーが固まっている一方で、前園は厳しい戦いをフルで続ける選手たちのコンディションに注目。「ターンオーバー(試合によって先発選手を入れ替える)を使えていないので、替えられない選手たちだったので、そこがどう出るかが一つポイントだと思いますね」と話した。

 日本は1次リーグE組でドイツ、スペインと強豪2チームを破って首位通過した。得点機の多くが、カウンターなど速い攻めからの逆襲だった。しかし前園は、クロアチアが両チームとは違った戦い方をすると見通した。「ただ守りだけじゃなくて、攻撃にも非常に前に行く推進力もあるし、攻撃と守備のバランスもとても良くて、相手によって攻撃に行くところは行く。引いて守れるところは守る、という両方を持っている。今まで戦ってきたスペイン、ドイツとは違う。スペイン、ドイツはずっと攻撃ですけど」。その上で、「そのあたりをどう組み合って戦うか、日本はちょっとそこは考えないといけないですね」と提言した。

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2022年12月5日のニュース