橋下徹氏 “三笘の1ミリ”に「ラグビーにはレフェリー絶対主義っていうことがあって…」

[ 2022年12月5日 08:34 ]

元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏
Photo By スポニチ

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(53)が5日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。国際サッカー連盟(FIFA)が、1次リーグE組のスペイン戦で日本が勝ち越し点を奪った場面について、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)がゴールライン付近を撮影するカメラの画像を確認して判定したと発表したことについてコメントした。

 1―1の後半6分、三笘がゴール左でピッチから出かかったボールを折り返し、これを田中が押し込んだ。得点はすぐには認められず、三笘が左足で蹴った時点でボールがゴールラインを越えていたかどうかを判断するのに約2分半を要した。FIFAは、映す角度によって線と球の位置関係が異なって見える動画を添え「誤解を招く画像もあるかもしれないが、証拠を集めた結果、ボールの全体が線の外には出ていなかった」との声明を出した。

 橋下氏は「ライン上の話って絶対に人間の目では、ラインを上から見ることって絶対にできないわけでしょ。レフェリーは斜めから見るわけだから、たぶん人間の目だったら絶対にあれはアウトですよ」と言い、「だけど機械の力でそれをインとするのは、僕はそれで論争がなくなるんだったらいいと思うんですけど、ラグビーはレフェリー絶対主義ということがあって、僕もそれでやってきたから」と話した。そして、「1905年のオールブラックスとウエールズの試合で、トライになるかどうかって場面で、トライにならなかった。でもその選手はずっとレフェリーの判定に従って最期死ぬ間際に“あれはトライだった”って言って亡くなっていったという伝説も、僕らはそういうのを聞いてラグビーやってきたから、機械って人間ってどう?」と問題提起していた。

 橋下氏が説明した試合は、ノーサイド寸前、0―3のビハインドを背負っていたオールブラックスのFBディーンズが、タックルしてきたウエールズの選手を引きずりながらゴールラインに飛び込み、トライで逆転かと思われたが、審判の判定は無情にもインゴールノックオンで、ウエールズが勝利した。

続きを表示

2022年12月5日のニュース