渡辺徹さんの妻・榊原郁恵が涙なく気丈に会見「渡辺徹は偉大だったんだ」 棺には山盛りご飯

[ 2022年12月5日 17:34 ]

榊原郁恵と渡辺徹さん夫妻
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 歌手の榊原郁恵(63)が5日、夫で俳優の渡辺徹さん(享年61)が11月28日に敗血症のため亡くなったことを受け、所属事務所のホリプロで会見を行った。

 榊原は「足元の悪い中、世の中サッカーで盛り上がっている中、渡辺徹のことで集まっていただき、話題にしてもらって…。家族は“渡辺徹は偉大だったんだな”と。それと同時に、私たちにとっては思いもよらないことでした」と言葉にした。

 家族葬にしたことについては、「私たち以上に愛してくださった方々いたと思いますが、皆様に対して、大変無礼をしてしまいました。皆様に対して、お詫びしたい。前後しました」と謝罪。「お見送りすることができました。皆さまどうか見守ってください」と続けた。

 徹さんとの最後の会話については、「病院に行くときにふらついていたので、大した会話はしていないですが…。救急車が入るところに停めちゃって、いつも通りの雑な扱いで入りました」と回顧。ICUに入っていたものの、医師の厚意で面会させてもらったという。

 この日、榊原と長男・裕太はともに喪服で出席。裕太は気丈に、通夜告別式について報告。榊原は険しい表情で会場入りも、その後は時折ほほえむ場面も。徹さんとのエピソードが明かされるたびに、報道陣から笑い声が漏れるような終始あたたかい空気感で会見は進行。裕太と榊原も顔を見合わせ、時折笑いながら徹のことを話していた。最後は渡辺徹さんの「約束」が会見場に流れて、徹さんの遺影とともに2人は退場。長男・裕太の意向だったという。

 関係者によると、同日に渡辺さんの通夜告別式が行われ、喪主は長男の裕太。本日、都内の斎場で荼毘(だび)に付されたという。

 渡辺さんは11月20日に発熱、腹痛などの症状が出たため、都内の病院で検査を受け、細菌性胃腸炎と診断され入院。11月28日午後9時1分、敗血症のため都内の病院で死去した。榊原とはおしどり夫婦として知られていた。

 渡辺さんは高校卒業後の1980年、文学座の門を叩き翌81年研究生に。同年、オーディションで「太陽にほえろ!」の竹本淳二(ラガー)刑事役を射止め俳優デビューした。劇中で殉職するまで約4年間出演した。82年には歌手デビューも果たし、2枚目のシングル「約束」が大ヒットするなどアイドル的な人気となった。柔和な明るいキャラクターで、バラエティー番組や情報番組の司会者としても親しまれた。

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2022年12月5日のニュース