元埼玉県警・佐々木成三氏 保育士の園児暴行、市の対応も疑問「警察側はスピード逮捕と思ってない」

[ 2022年12月5日 13:01 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 元埼玉県警捜査一課の佐々木成三氏が5日、TBS「ひるおび!」(月~金曜前10・25)で、静岡県裾野市の私立「さくら保育園」で保育士が1歳児の足をつかんで宙づりにするなどしていたとされる事件で、県警が4日、暴行容疑で、以前園に勤務していた保育士の女3人=いずれも現在無職=を逮捕したことについてコメントした。

 県警は、園と3人の自宅を家宅捜索。虐待行為が常態化していた可能性があり、押収資料を分析し実態解明を目指す。県警は3人の認否を明らかにしていない。

 MCの恵俊彰が「市も状況を知ってたわけですよね。だから、いわゆる行政指導である行政調査であり、そのあたりはどの程度、徹底されていたのか」と裾野市の責任に言及すると、佐々木氏は「残念なことに市に通報があった時に警察には連絡がなかった。そうなって来ると、市も児童相談所には通報してないと。児童相談所と警察は連携していますので」と言い、「そうなってきた時に警察は今回スピード逮捕となってますが、警察側はスピード逮捕と思っていないんですよ」と指摘。その理由を「6月の犯罪事実を12月になって逮捕ということになってきた時に、この捜査というのはかなり難しかったなと。被害児童から話を聞くことはできない。そうなってくると園の中の目撃情報になってくる。そういった情報から犯罪を立件しなくてはいけなかったというのは、かなり難しかったと思う」と話した。

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2022年12月5日のニュース