“足の神様”服部天神宮で必勝祈願 W杯決勝Tクロアチア戦を前に

[ 2022年12月5日 10:21 ]

サッカーW杯カタール大会・クロアチア戦での必勝を祈願する大阪・豊中の服部天神宮の禰宜(ねぎ)・加藤大志さん(左)と出仕・相川真人さん
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 “足の神様”として知られる大阪・豊中の服部天神宮では、サッカーW杯カタール大会の決勝トーナメント1回戦・クロアチア戦を前に5日朝、必勝祈願祭が行われ、祝詞を挙げた禰宜(ねぎ)の加藤大志さん(32)は「日本に勝ってほしいですが、結果はどうあれ最善を尽くしていただきたい」とエールを贈った。

 98年W杯以来、試合のある日に開かれる必勝祈願祭を開催。この日も「森保一監督、26人の選手が足にケガをせず、結束を固めて」という意味の祝詞を挙げた。1日未明のスペイン戦前に祈願祭を取り仕切った出仕の相川真人さん(25)が縁起をかついでお祓いを執り行った。

 同天神宮には、ドイツ戦後から必勝祈願の参拝客が激増。4日にはW杯限定御朱印が1日で60枚も出た。「御守り代わりにするという女性ファンの方もいました」と加藤芳哉宮司(63)は明かした。

 禰宜の加藤さんは1日未明のスペイン戦の際、実は偶然にもスペイン・バルセロナに滞在していた。宗教関係者らが集う環境、社会問題を話し合う国際会議に日本代表として出席。ホテルでテレビ観戦し、勝利の後、関係者から「おめでとう」と祝福されたそうだ。一方、街に出ると現地のスペイン人が揃って「現地では少し、ざわついていましたが。いったいどうなってるんだって?」と自国の日本戦の敗戦に首をかしげていたそうだ。

 高校時代はサッカー部FWとして活躍した加藤さん。「代表の方たちは4年間、1分1秒を惜しんですべてをかけてこられた。ベスト尽くして、それが報われてほしい」と日本代表の8強進出を祈っていた。

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2022年12月5日のニュース