ソフトバンクが日本ハム戦1000勝!パ史上初同一カード大台 石川は開幕戦以来49日ぶり白星

[ 2021年5月15日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク5ー2日本ハム ( 2021年5月14日    札幌D )

<日・ソ>5回、上林の中前打で生還した中村晃(右)を出迎えるソフトバンクナイン(撮影・高橋茂夫)
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 報われた。ソフトバンク・石川が、開幕戦白星以来49日ぶりの勝ち名乗りだ。

 「いつも通り、テンポ良く投げることを心がけました」

 7試合ぶりの2勝目は、6回2/3を6安打2失点。今季は全8試合で6回以上を投げ、7試合が2失点以下の安定感が、ようやく白星につながった。6回まで3安打無失点。6三振のうち5つをパワーカーブで奪った。7回、札幌ドームでは初被弾となる大田のソロなど2失点で降板し「気持ちと体がうまく一致しない部分はあった。反省を次の登板に生かしたいと思う」としたが、これで札幌ドームは8試合の登板で無傷の4連勝。江別市に父方の祖母が住む縁の深い北海道で、連勝街道はまだ続く。

 千賀や東浜ら柱を欠く先発陣。8年目で初の開幕投手を務め、西武・高橋と3度投げ合うなど、各球団のエース格との対戦が多い状況が続く。勝ち星こそ恵まれないが、しっかり試合をつくり続けてきた右腕。工藤監督も「制球が良かったんじゃないかな。中盤に逆球がなく、高くもない。配球、テンポも良かった」と称えた。先発投手に白星がつくのは、1日のオリックス戦でのマルティネス以来10戦ぶりだった。

 これで日本ハム戦では1リーグ時代から通算1000勝目。カード別の1000勝を挙げるのは巨人、阪神、中日に次いで4球団目で、現在のパ・リーグ球団では初めてだ。

 4月23日のロッテ戦以来6カードぶりのカード初戦勝利。首位・楽天には0・5ゲーム差に迫った。狙うは7戦ぶりのカード勝ち越しだ。指揮官は「投手が勝つのが何より。これで“よし、俺も”と思ってくれたらありがたい。先発投手が鍵を握っている」と、開幕投手がもたらした流れを、決して放さないつもりだ。

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