大谷翔平 驚愕Gモンスター越え11号 19日先発予定回避も疲れ見せず4打数2安打

[ 2021年5月15日 10:54 ]

ア・リーグ   エンゼルス3ー4レッドソックス ( 2021年5月15日    ボストン )

6回にソロを放った大谷
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 エンゼルスの大谷翔平選手(26)が14日(日本時間15日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦に「2番・DH」で先発出場。11号ソロ含む4打数2安打をマークした。チームは逆転でレッドソックスに3-4で敗れ、3連敗を喫した。

 初回の第1打席は追い込まれながら、やや内角への変化球をうまいバットさばきで左翼へ飛ばし、フェンス直撃の二塁打。二塁打は今季10本目となった。3回の第2打席は空振り三振。0-2の6回第3打席は、レ軍の先発右腕、ピベッタが投じたナックルカーブをとらえて左中間ソロ。泳がされながらも右手1本で振り抜き、フェンウェイ・パーク名物の巨大なフェンス「グリーンモンスター」を越えた。飛距離は370フィート(約112メートル)、打球速度は102マイル(約164キロ)。本塁打は6日(同7日)のレイズ戦以来で、インディアンス・ラミレスに並ぶリーグトップタイ。日本人メジャーリーガーでグリーンモンスター越えを果たしたのは、ホワイトソックス・井口、レイズ・岩村に次ぎ史上3人目となった。8回の第4打席は空振り三振だった。

 大谷は11日(同12日)、敵地でのアストロズ戦に「2番・投手」で出場し、投手としては7回を投げて4安打1失点、打者としては4打数1安打2三振、さらに8回から右翼に入って守り“3刀流”で活躍した。さらに12日(同13日)も「1番・DH」で出場。投手として先発した選手が翌日に1番を打つのは、1916年7月25、26日のレイ・コールドウェル以来、実に105年ぶりのことだった。ただ、12日のゲームでは4打数無安打2三振に終わり、打率は4月7日以降ではワーストの.257まで下降している。

 次の先発予定はローテーション通りなら18日(日本時間19日)、ホームでのインディアンス戦だったが、1~3日先送りにされることになった。この日の試合前にマドン監督が明かした。

 マドン監督は「マメの影響ではないし、(故障など)何もない。前回の登板翌日、打席で少し疲れが見えた。次の先発はずらすのが賢明。(遅らせるのは)1日か2日。最大でも3日だ」と述べており、19日(同20日)のインディアンス戦か、20日(同21日)のツインズとのダブルヘッダーのいずれかのゲーム、あるいは21日(同22日)からのアスレチックスとの3連戦中に先発すると見られる。

 また、アメリカでは5月第3土曜日を、軍へ敬意を示し、戦死者を追悼する軍隊記念日「Armed Forces Day」としており、この日は両軍とも迷彩柄のキャップをかぶってプレーした。

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