巨人・原監督 伝統の一戦は「未来永劫続くでしょう」 1094勝目は「死力を尽くした良いゲームだった」

[ 2021年5月15日 21:51 ]

セ・リーグ   巨人5―3阪神 ( 2021年5月15日    東京D )

<巨・神8>伝統の一戦2000試合目を勝利で飾り、スタンドのファンに手を振る原監督(撮影・大森 寛明)
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 巨人は“伝統の一戦”2000試合目となった阪神戦(東京D)をシーソーゲームの末に5―3で制し、対戦成績を1094勝835敗71分けとした。貯金は今季最多タイの貯金8。首位・阪神とのゲーム差を3・5に縮めている。

 巨人の原辰徳監督(62)は祝福の声に「はい、ありがとうございます」と応じ「本当にジャイアンツのOBの方もね、タイガースのOBの方もね、2000という数字をね、どういう思いで見てらっしゃったかという。それをジャイアンツの選手もね、両軍ともにね、死力を尽くした良いゲームだったと思いますね」と取られては取り返す熱戦を振り返った。

 巨人は2―3で迎えた5回、2死走者なしから3番・丸、4番・岡本和が連打で出塁。続く新助っ人の5番・スモークが阪神先発左腕・伊藤将から左翼スタンドへ逆転3ランを放った。そのことに触れられると「へっへっ」と笑い声を立て、ご満悦。「まあ、あの見事に2アウトからクリーンアップでね、3点を取ったというね。まあ、良かったと思います」とほくそ笑んだ。

 投げては先発右腕・サンチェスが今季2戦2敗、ともに2回0/3で降板の防御率24・75と大苦戦していた阪神を相手に7回途中7安打3失点と踏ん張り、今季3勝目(2敗)を挙げた。原監督は9回、鍵谷が1死満塁のピンチを招くと、大江、野上とこの回だけで3投手を投入して執念の逃げ切り勝ち。「へっへっ。いろいろありましたですね」とした原監督は「まあ、サンチェスも自分の中ではね、かなり引っ張ったつもりです。リリーフ陣は打たれる前にと、早めにという中でね、しっかりと役割を全員が果たしてくれたと思います」と振り返った。

 改めて、伝統の一戦における1094勝目について聞かれると「そうですね、まあ、まだまだ未来永劫続くでしょうし、そういう中で我々が2000回目という現場を預かっているというようなね、どこか幸せに感じてですね、また明日からのまた英気にするというふうに思っております」と話していた。

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