阪神・梅野 「鳥谷打法」で巨人撃ち!!伝統の一戦での得点圏打率凄すぎ10割!!

[ 2021年5月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2-1巨人 ( 2021年5月14日    東京D )

<巨・神>4回2死一、三塁、中前に適時打を放つ梅野(投手・畠)(撮影・吉田 剛)
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 阪神は14日、2位・巨人に2―1で競り勝ち4連勝。ゲーム差を今季最大の4・5に広げた。梅野隆太郎捕手(29)が4回に決勝となる勝ち越しの中前適時打。得点圏打率が5割を超える“チャンスの鬼”がその力をいかんなく発揮した。捕手としても懸命のリードで投手陣をけん引。15日にカード通算2000試合目を迎える「伝統の一戦」へ勢いを付けた。

 絶好機に最高の男が打席に向かう。マックスに達した梅野の集中力。敵地に得点を呼び込む快音が、当然のように鳴り響いた。

 「みんながつないでつくってくれたチャンスで、何とかヤギ(青柳)を援護したかった」

 1点劣勢の4回だ。マルテのソロで同点としてなおも連打で1死一、三塁。期待のロハス・ジュニアが空振り三振に倒れても、21年の猛虎打線には信頼の背番号2が控える。試合前の時点で得点圏打率・520をマークしていた男が、さらに数字を上昇させた。

 フルカウントから6球目の149キロ直球を振り抜いた。中前へ落とす決勝打。巨人戦では得点圏打率10割というすさまじさだ。厳しい内角のボールを力強く踏み込んで仕留めた会心の1本に、矢野監督からも「逆に1点やったら流れも向こうにあったけど、リュウ(梅野)が打ってくれたから流れが来た」と称えられた。

 開幕から左足を大きく後ろに引くオープンスタンスを取り入れているが、この日は第1打席からスタンス幅を一気に狭めた。昨季途中から、先輩の鳥谷を参考に利き目である右目の視界を広げるために着手した新打法。ただ、今春キャンプ中には固定でなく「流動的」に対応していくことを強調していた。

 「思い切り開く時もあれば、一歩、半歩、狭めたりもする。結果が出る時、出ない時、良い感じと思う時、感じない時は当然あるので。(シーズン中も)そういうのを見つけながら打って行く」

 有言実行の打撃スタイルで叩き出した1点を、その後は捕手として必死に守り抜いた。青柳、岩崎、スアレスの3投手のバトンリレーを支えた懸命のリード。指揮官も攻守における貢献度の大きさに目を細めた。

 「きょうは、リュウのタイムリーもあったけど、バッテリーが頑張ってくれた。守る方でも打つ方でも大きな役割の仕事をしてくれて助かってます」

 ゲーム差を今季最大の4・5差と広げた勝利の瞬間、ナインとのエアタッチでようやく表情は緩んだ。貯金16とリーグ首位を快走するチームの強さとイコールで結ばれる梅野の存在感。正捕手として前進を続ける。(遠藤 礼)

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