オリックス・宗 有観客の神戸でサイクル安打あと一歩 涌井KO演出猛打ショー

[ 2021年5月15日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス9-4楽天 ( 2021年5月14日    ほっと神戸 )

<オ・楽>2回2死一塁、宗は右線適時三塁打を放つ(撮影・井垣 忠夫)
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 大記録には、あと数メートル届かなかった。8回無死。本塁打を残し、サイクル安打にリーチをかけて臨んだこの日の最終打席。中堅への大飛球はフェンス手前で敵のグラブに収まった。だが勝ったことに、勝利に貢献したことこそに意味がある。4位浮上で首位・楽天とのゲーム差は3。オリックスの宗は「あそこで打てる選手になりたいですね」とさわやかに笑った。

 鮮やかな速攻だった。初回無死二塁、涌井の投じた初球のシンカーを捉え、右翼線に先制二塁打。3―0の2回2死一塁ではフルカウントからカットボールを叩き、一塁線を破る三塁打を放った。

 「打席で自分に何ができるかを、常に考えてやっている」

 4回1死一、二塁でも右前打で好機を拡大。つなぎの意識をもとに、頭脳と体を一致させて放った今季初の3安打だった。

 緊急事態宣言下で無観客での試合が続き、ホームゲームで観客が入るのは4月22日の日本ハム戦(京セラドーム)以来6試合ぶり。宗は「少し緊張した」と言う。今年初めての神戸での試合に備え、チームは打撃練習前にシートノックを行い、守備の感覚を確認。準備を怠らず、勝利で久しぶりのホームの声援に応えた中嶋監督は「選手の活躍に対する拍手であったり、全然違います。緊急事態宣言はどこも出しているけど、なんで大阪だけダメなのかな」とファンの存在の大きさを口にした。

 開幕から15試合連続2桁安打なしから一転、その後26試合で12度目の2桁安打。投打がかみ合ってきた。まだ借金は2ある。だが混戦の中、頂点の輪郭はハッキリと見える。(桜井 克也)

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