西武・光成、金曜勝ちっ放しトップタイ4勝 松坂、西口、岸のグラブとともに継承エース魂

[ 2021年5月1日 05:30 ]

パ・リーグ   西武5ー1日本ハム ( 2021年4月30日    札幌D )

<日・西5>5回を投げ終え源田とタッチを交わす高橋(左)=撮影・高橋茂夫
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 エースに求められる絶対条件は「負けないこと」。西武・高橋は着々とその階段を上っている。「ボール自体も落ちてきていたし、コンディションがよくなかった」と振り返ったが、6回4安打1失点と粘投。楽天・涌井と並んでハーラートップの4勝目を挙げ「うれしいですし、どんどん勝てるように頑張ります」と笑った。

 2│1で迎えた5回1死満塁から王柏融(ワン・ボーロン)の一、二塁間へのゴロを一塁手の呉念庭(ウー・ネンティン)がダイビングで好捕し、本塁封殺。これで奮い立った。「助けてもらったので、ここを何とか抑えたい」と近藤を144キロの内角カットボールで見逃し三振に斬ると、グラブを2度強く叩いて喜んだ。

 歴代エースの魂を受け継ぐ。自宅のリビングには、シャイな右腕が勇気を出して集めた家宝が並んでいる。背番号13を継承した西口(現投手コーチ)に加え、入団時にエースだった岸(現楽天)のグラブ。そこに昨オフ「平成の怪物」松坂のものが加わった。「最終戦のときにダメ元で頼んだら優しく“いいよ”って言ってくれて。めちゃくちゃうれしかったです」。高橋にとって「メジャーの印象が強い」と話す16歳上のレジェンドは、エースの理想像だ。

 開幕戦以来、高橋が先発する金曜日は5勝1分けと不敗神話が継続した。相手球団にとっては恐怖の「13番の金曜日」だ。右腕が験担ぎで伸ばしている長髪に辻監督も「肩まで伸びるくらい勝ってくれればいいね」とニッコリ。

 それでも「チームのNo.1じゃなくて、本当のエースといわれる投手にならないといけない」と求めるものは大きい。「自分は結果を出して周りに認めてもらうだけ」という右腕は、道しるべとなる3つのグラブを日々目に焼き付け、また次のマウンドへ向かう。(花里 雄太)

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