広島・クロン弾 代打で“天敵”阪神・秋山撃ち 一矢報いた3号 5月反攻に期待大!

[ 2021年5月1日 05:30 ]

セ・リーグ   広島2-4阪神 ( 2021年4月30日    甲子園 )

<神・広(6)>8回1死、クロンは左越えにソロ本塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 広島のケビン・クロン内野手(28)が30日の阪神戦の8回に代打で途中出場し、左翼席に3号ソロを放った。今季3戦3勝、昨季から7連勝を許した“天敵”の秋山に対して一矢報いる一発になった。チームは3度目の3連敗を喫し、3、4月を借金2で終了。5月からの反攻に向けて、助っ人の本領発揮が待たれる。

 空砲だとしても、5月につながる希望となった。クロンは2試合連続で先発から外されていた。出番は0―4の8回1死無走者からの代打。「秋山をずっと見ていた。球は速くないけど、制球がいい。1球に集中しないといけない」と数少ない失投を待っていた。

 初球、真ん中低めに決まった直球には手を出さずに1ストライク。2球目、外角低めを狙ったカーブがわずかに浮いたところを強振した。打球は長距離砲らしい高く大きな放物線を描いて左翼席に着弾。4月25日の巨人戦以来となる4試合11打席ぶりの3号ソロで、秋山の無失点投球を阻止した。

 「代打は非常に難しい仕事。とにかく高めの球に意識を持って振ろうと思っていた」

 捉えたのは112キロのカーブ。少しばかり浮いたとはいえ、甘いとまでは言い切れない球だった。来日1号は阪神・加治屋の内角直球、2本目は巨人・今村の高めに浮いた失投のスライダーを捉えたもの。苦手だった低め付近の変化球を捉えたことに価値があった。

 「直球を待ちながら対応していくのが自分のスタイル。最近はリズムが悪く、直球に差し込まれて変化球もいい対応ができていなかった。直球を待って、変化球に対応できたのはいい傾向だと思う」

 新助っ人にとっては、激動の3、4月だった。当初期待された4番ではなく、「6番・一塁」で開幕。上半身のコンディション不良で4月上旬には一時離脱を経験した。再昇格後も状態は上向かず、直近6試合のうち3度がベンチスタートで、先発が確約されていた期間は過ぎた。27日からのDeNA3連戦では計8打席5三振。外角変化球への対応が課題で、秋山のような技巧派を攻略できれば、打率・237からの上昇も期待できるだろう。

 チームは、今季最多の借金2を抱えて5月を迎えることになった。佐々岡監督は「踏ん張っているけど、なかなか連勝できなかった。乗っていけそうで乗っていけなかった」と振り返る。波に乗れなかったのは、クロンも同じ。新助っ人に当たりが出れば、打線にも自然と勢いがつく。(河合 洋介)

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