楽天マー君 6回5安打無失点の好投 今季最多106球投じ今季2勝目の権利持って降板

[ 2021年5月1日 16:38 ]

パ・リーグ   ロッテ-楽天 ( 2021年5月1日    楽天生命パーク )

<楽・ロ(8)>楽天先発の田中将は4回まで無失点(撮影・篠原岳夫)
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 楽天・田中将大投手が1日の西武戦に先発。本拠地で今季3試合目のマウンドに上がり、6回4安打無失点で6奪三振。今季2勝目の権利を持って降板した。

 初回は四球を出しながらも無失点。2回も1死一、二塁と走者を背負ったが、後続を連続三振に仕留めて得点を許さず。3回は先頭の荻野の左前打と盗塁を許し、無死二塁のピンチを招いたが後続を断った。4回は三者凡退。5回は2死二、三塁も得点を許さなかった。6回2死一塁からエチェバリアとの対戦時に100球を越えたが、140キロ台後半を連発し、後続を抑えて6回無失点と好投した。

 打線は3回に浅村が左前適時打で1点を先制。4回には岡島の2ランで追加点を挙げて援護した。

 メジャーリーグから8年ぶりに復帰した田中は開幕直前、右ヒラメ筋を損傷。開幕2戦目となる3月27日の日本ハム戦(楽天生命)先発を回避した。4月17日の日本ハム戦(東京ドーム)で復帰後初登板も5回3失点で敗戦投手となったが、同24日の西武戦(楽天生命)で6回3安打1失点と好投。西武を2-1で下し、NPB通算100勝目をマークした。球団創設初の日本一に導いた13年11月3日の日本シリーズ第7戦以来、2729日ぶりの本拠地凱旋登板を、今季初勝利と節目の白星で飾った。

 この日の試合前には、宮城県沖で午前10時27分にマグニチュード6・6の地震が発生し、楽天生命パークのある仙台市宮城野区では震度5弱を観測。試合前練習中に大きな揺れが続き、約1分、練習を中断した。球場の広告看板は音を鳴らしながら揺れ、場内の窓ガラスも激しくきしんだ。その後、チームは練習を再開させたが、報道陣や球団職員、球場職員ら約500人は球場外に集まり、安否確認を行った。

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