楽天マー君が2勝目 1球ごとにほえた気迫の106球に「己に負けなかった」「良い戦いができている」

[ 2021年5月1日 18:37 ]

パ・リーグ   楽天3-0ロッテ ( 2021年5月1日    楽天生命パーク )

<楽・ロ(8)>5回2死二、三塁、中村奨を内野ゴロに打ち取り吠える田中将(撮影・篠原岳夫)
Photo By スポニチ

 楽天・田中将大投手が1日の西武戦に先発。本拠地で今季3試合目のマウンドに上がり、6回4安打無失点で6奪三振。チームは3-0でロッテを下し、引き分けを挟んで4連勝。田中は今季2勝目を挙げた。

 ロッテ打線に粘られ、4回以外は毎回走者を背負った。6回に100球を越えると1球ごとに吠える気迫の投球。直球の球威は落ちず、140キロ台後半を連発して6回無失点の好投だった。106球は今季最多。7回からは救援陣が粘り、完封リレーで快勝した。

 打線は3回に浅村が左前適時打で1点を先制。4回には岡島の2ランで追加点を挙げて援護した。

 試合後、田中は「常に走者を背負うような状況で、すごくストレスのかかるイニングで…見てる皆さんにも、ものすごくストレスかかった状況続いたと思います」と苦笑いしたが、「無失点でなんとか切り抜けられてよかったです。粘れた要因…うーん…己に負けなかったことですかね」と話した。

 今季最多の106球に「球数は多かったけど、状態自体は前回より良かったと思います」と手ごたえを口にした。

 チームは引き分けを挟んで4連勝と好調。「負けないことが大事。今、非常に良い戦いができていると思うし、明日からもがんばっていきたいと思います」と意気込み、雨の中で最後まで残ったファンを「こんな天気なんで風邪ひかないように気を付けてください」と気遣った。

 石井一久監督は「最初はすごくバッターのアプローチに対して苦戦していたけど、ボールの質はすごく良かった。序盤を切り抜けてから自分のペースで試合進めていけたと思う。横から見ててかなりスピンレート出てそうなボールだったし、ラインにのっていたので回数重ねて精度増してきてる印象だった」と称えた。

 球数を擁したことについても「彼にとっては難しいことじゃない。四球で苦しむことなく、投げたいところに投げて、決められたか決めきれてなかったかで球数擁しただけなので。自分の側にしっかり持ってきた投球してくれたと思います」と話した。

続きを表示

この記事のフォト

2021年5月1日のニュース