中日・高松 夢かなえた菅野撃ち 初打点、初マルチ、初1番起用に応えた

[ 2021年5月1日 05:30 ]

セ・リーグ   中日3-2巨人 ( 2021年4月30日    東京D )

<巨・中7>4回2死三塁、菅野(左)から適時打を放つ高松(撮影・木村 揚輔)
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 天敵に「積極策」で勝った。プレーボールの直後、中日・高松は菅野の1球目、149キロ直球をジャストミートし、中前へ運んだ。

 「(菅野の)球筋を見たことがない。どんどん振って積極的に行こうと思った」

 4回2死三塁では1ボールからの2球目、カットボールを右前へ運び、プロ初の適時打。「チャンスでファーストストライクを見逃すと打者は深刻になる。早いカウントで振っていかないと」。多彩な球種を持つ右腕を、好球必打で攻略した。

 プロ初の1番起用に応え、初打点に初のマルチ安打。昨季3試合、計25回で1点も取れなかった菅野から8安打3得点した打線のけん引役となり、天敵に19年9月4日以来の土を付けた。与田監督も「菅野にはずっと苦手意識を持ちながら挑んで、なかなか勝てなかった。こういう勝利で自信を付けて欲しい」と目尻を下げた。

 兵庫県加古川市出身だが、父・哲也さん(51)の影響で「テレビは巨人戦を必然的に見ていた」と小さい頃は巨人ファン。中でも亀井に憧れ、自宅にはユニホームもある。

 50メートル5秒8の俊足を武器に今季1軍に定着。バットでもアピールに成功した。「お父さんも試合を見ていると思う。活躍できたと報告したい。スタメンで出られる選手になりたい」。竜が誇る韋駄天(いだてん)は全速力でレギュラー奪取を目論んでいる。(徳原 麗奈)

 ◇高松 渡(たかまつ・わたる)1999年(平11)7月2日生まれ、兵庫県出身の21歳。滝川二では持ち前の俊足から「滝二のイチロー」の愛称で、高校通算11本塁打のうち9本がランニング本塁打。17年ドラフト3位で中日入団。1軍デビューの19年から主に代走での起用。今季4月2日の阪神戦でプロ初先発、初打席に立った。1メートル76、65キロ。右投げ左打ち。

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