智弁学園が9年ぶり決勝進出 小畠が新球武器に1失点完投

[ 2020年10月31日 14:51 ]

令和2年度秋季近畿地区高校野球大会 準決勝   智弁学園4―1市和歌山 ( 2020年10月31日    わかさスタジアム京都 )

<秋季近畿大会準決勝 智弁学園・市立和歌山>完投勝利を飾り、ガッツポーズをする智弁学園・小畠(撮影・坂田 高浩)
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 智弁学園が市和歌山を下し、決勝進出を決めた。初回2死満塁から「6番・一塁」の三垣飛馬(2年)が放った中越えへの走者一掃の先制3点二塁打が決勝打。今大会初登板の右腕・背番号「10」の小畠一心投手(2年)が先発し、7安打5四死球で3、9回以外は毎回走者を出したが、要所を締め1失点完投した。

 「1、2点の勝負と思っていた。バッターがつないでくれたので期待に応えられて良かった」

 ピンチで強気の内角攻めが生きた。直球に加えてスライダー、ツーシームが「よく動いてくれた」。中盤、右足の太もも裏がつりそうになったが、気持ちで乗り切った。9回は3者凡退で締め、叫んだ。

 奈良県大会決勝の2日前、思い立ってツーシームを習得した。「腕の振りも変わらないし、握りもそこまで変わらない。真っすぐだけでは140キロを超えても張られると打たれる。真っすぐが生きてくると思って、遊び感覚でやりました」。相手の4番で来秋ドラフト候補の松川虎生(こう=2年)には4打席でほぼ全球ツーシーム攻め。2打数1安打2四球と直接対決だけを見れば明らかに劣勢だが、長打や打点は許さず主砲の仕事をさせなかった。

 エース左腕の西村王雅(2年)は登板せず、休ませられたこともチームにとっては大きなプラス材料。左右の両輪に加え、1年夏から4番を張る前川右京(2年)という絶対的な主軸がいる。11年以来、9年ぶりの近畿の頂点まであと1勝だ。

市和歌山 000001000―1
智弁学園 31000000X―4
(市)米田、伊藤、小園―松川
(智)小畠―安藤

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