日本ハム・宮西 13年連続で50試合登板達成!中日・岩瀬に次ぐプロ野球史上2人目の快挙

[ 2020年10月31日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム2―3オリックス ( 2020年10月30日    札幌D )

<日・オ>9回に登板した宮西(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハムの宮西尚生投手(35)が30日、オリックス戦の9回に登板し、プロ野球史上2人目の入団から13年連続50試合登板を果たした。今春キャンプでは左肘痛を抱えて投げ込みができず、コロナ禍で120試合制となった中で自身のパ・リーグ記録を塗り替えた。チームは2―3で敗れて連勝が3でストップ。北海道に移転した04年以降では初めて2年連続でシーズン負け越しが決まった。 試合結果

 特別なシーズンで達成した、思い入れのある50試合登板。昨オフから抱えていた左肘痛、コロナ禍でのチーム活動停止による調整の難しさ…。宮西は開幕前を振り返り「正直、半分くらいは諦めていた」と冗談っぽく笑いつつ「そういうことよりも、こうやってプロ野球ができたことがありがたい」と野球の神様に感謝した。

 出番は2―3の9回。先頭に四球を与え、捕逸も絡んで2死三塁のピンチを招いたが、最後は代打・頓宮を内角直球で見逃し三振に仕留めた。6887人のファンを沸かせた。

 今季は守護神・秋吉の不調で、途中から抑えに配置転換された。栗山監督との話し合いの中で「自分がやるべきなのか」との葛藤があった。「育てる中で後輩をつぶしてしまうと良くない。それもあって引き受けたけど、自分がやっているようじゃ駄目。若い子は能力は高いけど貪欲さがない。“ここは俺が投げるんだ”ともっとアピールしてほしい」。背中で、言葉で後輩に姿を示してきた。

 そして、抑えの方が「楽だったんだよね」と笑い飛ばした。抑えは重圧のかかる役割だが、普段のセットアッパーの方が自身にさらに厳しい設定を課していたのだ。「7、8回なら1点もあげないで若い投手に楽な状況で渡してあげたいと考えていた。9回は同点にさえされなかったらいいから気持ち的には楽だった」。この強じんな精神力こそがここまで50試合登板を続けてきた理由でもある。

 節目の記録を達成したことで、宮西は今季終了となる見込み。プロ野球記録の中日・岩瀬の15年連続を目指し、来季は14年連続を狙う。「岩瀬さんの凄い数字に近づいたかに見えますけど、はるかに遠いな」。ここからは自身の体との勝負。「体の衰えも覚悟していたけど、まだまだいけるわ」。末恐ろしい体力、精神力。また一歩、目標とする1000試合登板左腕の背中に近づいた。(東尾 洋樹)

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