巨人・菅野　圧巻開幕13連勝でセMVP最有力！日本Sは「絶対勝つんだという一心で投げたい」

セ・リーグ   巨人3－3ヤクルト （ 2020年10月30日    東京D ）

＜巨・ヤ＞優勝し、グランドで会見する（左から）岡本、坂本、原監督、菅野、丸（撮影・吉田　剛）
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　巨人・菅野はコロナ禍の異例のシーズンで、プロ野球新記録となる開幕投手からの13連勝を達成。絶対的なエースとしてチームをけん引した。ここまで13勝、勝率・867はリーグトップ。連覇への貢献度は計り知れず、セ・リーグMVPの最有力候補は喜びに浸った。

　「去年はあまり活躍できなかったので違う喜びがあります」。昨季は11勝を挙げたが、腰痛で3度の離脱を経験した。「悔しさを常に持ってオフを過ごした」という今季は腰の負担軽減のため、腕から始動するフォームに改良。全球種の平均球速が増し、無双の投球を見せた。誰にも分からない連勝の重圧とも戦い「感謝の気持ちを持ちながら投げたのが、そこ（連勝）につながった」と支えてくれたチームメートやスタッフに感謝。平成生まれで史上初の通算100勝にも到達した。

　エースの責任感が次の舞台へ目を向かせる。「去年も（ソフトバンクと）日本シリーズを戦っていて力の差を感じた。絶対勝つんだという一心で投げたい」。見据えるのは8年ぶりの日本一だ。（田中　健人）