立大ルーキー池田 大学初勝利、開幕戦1年生白星はリーグ史上4人目 智弁和歌山出身の右腕

[ 2020年8月11日 18:40 ]

東京六大学春季リーグ戦第2日   立大4―3明大 ( 2020年8月11日    神宮 )

<明大・立大>8回から登板した立大・池田陽(撮影・西川祐介)
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 1年生右腕・池田陽佑がリーグ史上4人目の快挙を飾った。同点の8回から神宮初マウンドに上がると、冨永魁(4年)の勝ち越しソロで挙げた1点を守り切り、2回無失点で大学初白星を挙げた。

 「やっと投げられたのが本音です。ワクワク感の方が大きかった。チームを背負って投げるプレッシャーはあったけど、宮さん(慎太朗主将=4年)ら先輩に“お前で打たれたら仕方ない”と声かけてもらって、ピンチでも押し返せた」。

 エース中川楓(4年)ら4投手の継投でつかんだ今季初白星に、溝口智成監督も「きょうは池田が最後(に投げると)事前に通告した」と満足そうだった。

 昨夏の甲子園3回戦、智弁和歌山のエースとして星稜・奥川恭伸(ヤクルト)との緊迫した投手戦も延長14回タイブレークの末、敗れた。それから1年。「仲間が活躍するのは僕も大きな刺激になります」と話すと「甲子園、神宮両方のマウンドとも暑かったけど、きょうはすごく疲れました」。07年の早大・斎藤佑樹(日本ハム)ら過去3人しか成し遂げていない1年生開幕戦白星に、19歳が無邪気な笑顔を振りまいた。

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2020年8月11日のニュース