広島・長野 「元気」にマルチ安打 佐々岡監督「ベンチの雰囲気もよくなる」

[ 2020年8月11日 05:30 ]

セ・リーグ   広島6―1中日 ( 2020年8月10日    マツダ )

<広・中>3回1死三塁、長野は左翼線に適時二塁打を放つ (撮影・奥 調)
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 打者では貢献度は一番だろう。広島の長野が初回、2死から左翼線に二塁打を放つと松山の左前打で先制の生還。3回には1死三塁で小笠原の143キロ真っすぐを引っ張り、強烈なゴロで三塁線を破る二塁打として流れを引き寄せた。

 「体は元気です。追加点につながってよかったです」

 1―0からの適時打。先制打でも決勝打でもないからか言葉は短かったが、ここにきてチームの進撃を支えている。この日も小笠原から2本の二塁打を放ったように、特に左投手を相手に今季は24打数11安打(・458)と頼もしすぎる。

 佐々岡監督も「本当に調子がいい。彼が打てばベンチの雰囲気もよくなるしね」とベテラン効果を明かし、朝山打撃コーチも「球場に早く来て特打したりトレーニングする姿がある。準備がしっかりできている」と信頼を寄せた。背番号5の存在感が、上位進出の鍵を握っている。

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2020年8月11日のニュース