特別な夏 拾えない土…投球数制限 試合間でベンチの消毒、家族の入場は認められる

[ 2020年8月11日 05:30 ]

2020年甲子園高校野球交流試合

<明徳義塾・鳥取城北>試合に勝利し校歌斉唱する明徳義塾ナイン(撮影・河野 光希)
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 甲子園の風物詩ともいえる敗者が「土」を拾う光景はなかった。日本高野連は各チームに土を集めることを控えるよう要請。試合後はベンチを含め消毒作業が行われ次に試合を行うチームと完全入れ替えをするため、時間の余裕がないことが理由だ。今回は出場記念としてグラウンド整備を請け負う阪神園芸の協力を得て、大会終了後、出場32校に「土」が贈られる予定となっている。

 ≪球数制限導入で電光掲示板に投球数≫甲子園球場の電光掲示板に、登板中の投手の投球数が表示された。「1人の1週間の総投球数を500球以内」とする公式戦での投球数制限が今春からスタートしたことに伴い、中止になった選抜大会から電光掲示板での表示が始まるはずだった。試合前のメンバー交換の際に、両校に直近6日間で、公式戦で登板した選手がいれば、投球可能な残りの球数の確認が行われる。この日に登場した4校はいずれも、カウントの対象となる4日以降に公式戦はなかった。

 【特別な試合運営】

 ☆あいさつ、校歌 試合前と試合後に本塁を挟んで相対するあいさつは通常通り行われた。勝利校の校歌斉唱は間隔を空けて整列し、本塁へ向かって歌う例年同様のスタイルで行われた。

 ☆移動、宿泊 大会規定で前日と試合当日の最大2泊が原則。第1試合に登場した花咲徳栄は前日に大阪入りし、試合後はそのまま埼玉へ帰郷。

 ☆感染防止策 例年は前後の試合の入退場が重なるが、今回は前の試合の出場チームが全員退場した後に次の試合のチームが入場。試合間でベンチの消毒も行われた。

 ☆保護者 部員1人につき5人の保護者や家族のほか、野球部指導者の家族も入場が認められた。教職員、控え部員も入場。熱中症予防のためアルプス席ではなく、日陰になりやすい一、三塁側の内野席で席の間隔を空けて着席。マスクをつけ拍手のみで応援した。

 ☆記録 連続記録や勝利などの歴代通算記録にはカウントされない。

 ☆スカウト 1球団につき2人まで入場許可。この日はヤクルト・伊東昭光編成部長、DeNA・進藤達哉編成部長ら全12球団のスカウトが訪れ、指定区域の一角で視察した。

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