阪神・ボーアがブレーキ…12戦50打席ノーアーチ 矢野監督「今の現状のキーマン」

[ 2020年8月11日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神4―6DeNA ( 2020年8月10日    横浜 )

<D・神>6回無死一、二塁、ボーアはニゴロ併殺打に倒れる(撮影・坂田 高浩)
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 阪神・ボーアのバットから久々に放たれた大飛球も右翼フェンスを越えなかった。4―6の9回無死、三嶋の低めスライダーをすくい上げた打球はわずかに角度が足りず、右翼フェンスの直前で弾む単打。4打数1安打に終わり、ノーアーチは実に50打席まで伸びた。

 完全にバットが沈黙しているわけではない。それでも、期待される働きを果たしているとは言いがたい。最後に本塁打したのは、7月28日のヤクルト戦でイノーアから放った右越え7号満塁弾。あのど派手な一発から既に12試合が過ぎた。持ち味を発揮できない打撃を、矢野監督も打線が乗り切れない大きな要因として指摘した。

 「やっぱりJB(ボーア)やろな。JBは凡打が上がらんからな。ゴロの凡打がスゴく多いやろ? フライを打っての選手やから。そういうところでは、やっぱりJBが上がってこないことには、チームとしては上がりきらない。今の現状のキーマンにはなっているのかな」

 象徴的だったのが1―5から2点を返した6回、なお無死一、二塁の好機で迎えた第3打席だ。一発が出れば逆転、長打でも同点が期待される場面で、国吉の高めに浮いた甘いカットボールを引っかけ、最悪の二ゴロ併殺打。逆襲ムードを台無しにした。4番・大山が調子を上げ、6番の梅野も好調をキープしていても、5番で流れが切れてしまっては大量得点は見込めない。

 50打席の「本塁打ブランク」は、来日1号が出るまでの38打席を大きく上回る自己ワースト。大山が3戦連発中で、相棒・サンズも得点圏打率5割超と持ち前の勝負強さを見せている。今の猛虎打線に一番必要なのは、やはり本来の主砲の一発だ。過酷な夏のロードはまだ続く。暑さを吹き飛ばすような爽快で豪快な“花火”を早く見たい。(山添 晴治)

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