大阪桐蔭、まさかの完敗…エース藤江が3回1/3を7失点「履正社には負けたくなかった」

[ 2020年8月11日 05:30 ]

大阪大会準決勝   大阪桐蔭3-9履正社 ( 2020年8月10日    シティ信金 )

<履正社・大阪桐蔭>2回無死満塁、履正社・中原に走者一掃の左線適時二塁打を浴び、ガックリとボールを受け取る大阪桐蔭・藤江(撮影・井垣 忠夫)
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 大阪桐蔭はまさかの完敗に終わった。先発した藤江星河(せいが、3年)が2回に逆転され、4回にも突き放された。3回1/3で10安打7失点。「スライダーが甘く入り、持ち味のテンポとリズムに欠けた。履正社には負けたくなかったので悔しい」と唇をかんだ。

 攻撃でも2回の先制後、逆転された3回に得た2度の満塁機で無得点。西谷浩一監督(50)は「夏は粘りが大事なのに粘れず、下手な野球をしてしまった」と悔やんだ。夏の大阪大会で履正社に敗れるのは99年以来、3度目。17日に控える東海大相模との甲子園交流試合を見据え、「本来勝たないと、甲子園に行けない相手。この負けをどう受け止めて、どう甲子園に入るか…という話をしたい」と切り替えた。

 一方で1メートル86の2年生左腕、松浦慶斗は登板した6回にオリックス・スカウトのスピードガンで最速150キロを計測するなど3回を無失点に抑え、来年へ向けた希望もともした。

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