【中畑清 キヨシスタイル】破壊力&機動力兼ね備えた西武打線 13年DeNA打線思い出す

[ 2018年5月1日 09:30 ]

パ・リーグ   西武5―2楽天 ( 2018年4月30日    メットライフD )

4番として好調の打線を引っ張る西武・山川
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 凄いなあ、西武。ゴールデンウイークに入っても打ちまくってチーム打率・293。打撃ベスト10に秋山・347、山川・337、森・329、浅村・320、源田・306、外崎・301の6人が入っている。

 私も経験がある。1987年の巨人。3割バッターが5人いた。篠塚・333、吉村・322、私中畑・321、原・307、クロマティ・300。チーム打率・281はリーグ断トツで、どこからでも点が入った。もちろん優勝したよ。

 西武は破壊力も兼ね備え、1番・秋山、2番・源田は機動力も使える。バリエーション豊かな攻撃パターン。DeNA監督2年目の2013年を思い出す。

 大砲のブランコと足が使えるモーガンを獲ってもらってさ。いろんな攻撃を仕掛けて、7点ビハインドを3度ひっくり返した。投手陣には相変わらず苦労したけど、攻撃は楽しかった。

 野球は点取りゲーム。攻撃のバリエーションが増えれば増えるほど面白いし、相手に恐怖心を与えられる。4月18日の日本ハム戦(メットライフドーム)で0―8の試合を8、9回の2イニングでひっくり返した西武。相手は何点リードしていても、いつ逆転されるかびくびくさせられる。

 逆に味方の投手陣は少々点を取られても、諦めずに粘っていれば、逆転してもらえる。バース54、掛布40、岡田35、真弓34と30本塁打以上4人を誇った85年の阪神のように、強力打線が投手を育てるパターンに入っている。

 その中心にいるのが山川だ。ムードメーカーにして打線の主軸。今年のキャンプで辻監督が「4番で使います」と言うから、そこまで信頼できる選手かなと思ったんだけど、失礼しました。

 技術的にはグリップが体に巻き付いてくる感じ。ハンドワークがよく、どのコースにも対応できて、ヘッドが凄く利いている。両リーグ断トツの11本塁打、33打点。得点圏での成績がえぐい。25打数14安打、8本塁打、29打点、12四球、打率・560。たまらんね。

 それにしてもパ・リーグには打てるおデブちゃんが多いね。山川に加えてロッテの井上、日本ハムの横尾…。我が高校1年生の孫も110キロある。今はバレーボールを頑張っているけど、野球に戻ってくれないかなあ。(スポニチ本紙評論家・中畑 清)

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