「風」大久保一久さん死去 71歳、伊勢正三とフォークデュオ「22才の別れ」などヒット

[ 2021年9月17日 05:30 ]

フォークデュオ「風」の大久保一久さん(左)と伊勢正三(1978年2月撮影)
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 「22才の別れ」などのヒットで知られるフォークデュオ「風」の大久保一久(おおくぼ・かずひさ)さんが12日未明、急性心臓死のため都内の自宅で死去した。71歳。広島県出身。葬儀は近親者のみで済ませた。

 関係者によると、12日朝にぐったりしている大久保さんを家族が見つけた。08年に脳血管障害で手術を受けたが、亡くなる直前まで元気だったという。

 フォークグループの猫を経て75年に伊勢正三(69)と風を結成。「22才の別れ」や「あの唄はもう唄わないのですか」などがヒットした。

 伊勢にとっては風時代を含めたベスト盤の発売を22日に控えていた中での突然の悲報となった。16日、東京都内で営まれた葬儀に駆けつけ「よく電話で話していた。とても元気だったのに…」と肩を落とした。レコード会社を通じ「久保ヤンのやさしさがなかったら、『風』は存在せず、僕はただの孤独な男にすぎなかった」と感謝した。

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