【市川いずみの届け夏エール】石見智翠館・黒木隆将君「球道即人道」 父の求める立派な野球人に成長

[ 2019年8月7日 05:00 ]

第101回全国高校野球選手権大会1回戦   石見智翠館4―6高岡商 ( 2019年8月6日    甲子園 )

<石見智翠館・高岡商> 延長10回1死二塁、石見智翠館・黒木は三ゴロに倒れる (撮影・後藤 大輝)   
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 「父超え」を誓った石見智翠館・黒木隆将君の夏は初戦で幕を閉じました。父隆司さんはPL学園出身で同級生に末光章朗監督とヤクルトヘッドコーチを務める宮本慎也さん。1学年上には片岡篤史さん(元阪神)、立浪和義さん(元中日)がいました。「当時のPLはいつもスタンドが満員で、真っ白でした」。懐かしそうに振り返る隆司さんの出場は代打での1打席のみ。相手はこの日と同じ高岡商で、結果は中直。「息子にはヒットを打ってほしい」とアルプスから声援を送り続けました。

 隆将君は大熱戦の延長10回の守りから出場し2点リードされた10回1死2塁で打席に立ちました。「お父さんがおるところをみて恩返ししたいと思って打ちました」。結果は三ゴロ――。

 小、中学の頃は帰宅後すぐに近くのグラウンドで毎日4時間、二人で猛練習しました。「やらないとうまくならんな」。父の教えを胸に親元を離れてからも誰よりも遅くまでバットを振りました。「球道即人道。スタンドで応援する仲間の気持ちがわかる人間に」(隆司さん)。「この仲間と野球ができてよかった」。隆将君は父の求める立派な野球人になったはずです。

 ◆市川 いずみ 京都府出身のフリーアナウンサー。山口朝日放送時代に高校野球の実況で「ANNアナウンサー賞最優秀新人賞」を受賞。高校野球検定に合格し、自宅に甲子園の土を飾るほど生粋の高校野球好き。

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