阪神 攻撃的オーダー裏目…ソラーテ弾も糸原遊撃で適時失策 矢野監督「俺の責任」

[ 2019年8月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-4ヤクルト ( 2019年8月6日    神宮 )

6回2死一、二塁、広岡のゴロで糸原は痛恨の適時失策を犯す(撮影・大森 寛明)
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 阪神は6日のヤクルト戦に競り負け、3位から今季最大の5・5ゲーム差まで後退した。1点差に迫った9回2死満塁で適時失策を犯していた糸原健斗内野手(26)が右飛に倒れる悔しい幕切れ。ヤンハービス・ソラーテ内野手(32)の加入で攻撃的オーダーを組む弊害がまたも露呈した。そのソラーテが結果を出せていなかった左打席で初本塁打を含む2安打を放ったのが、せめてもの救いだった。

 ファン、そして、矢野監督の願いを乗せた糸原の打球はあとひと伸びを欠き、右翼・雄平のグラブに収まった。2―4から1点を返し、なお2死満塁の9回。名誉挽回を期した主将が無情にも最後の打者になった。「明日、頑張ります」。神宮球場の虎党の声援とヤジが交錯する中、前だけを見て帰りのバスへ向かった。

 2―3の6回2死一、二塁から広岡の平凡な遊ゴロをトンネル。痛恨のミスで与えた1点が、そのまま届かなかった差となって響いた。二塁では89試合で3失策だった堅守が遊撃では7試合で2失策目。ソラーテが加入当初に守った遊撃から二塁へ回ったことに伴って慣れない遊撃へ。二遊間の連係でも負担がかかり、守備のほころびがまたも出た。リスク承知で攻撃的布陣を組む矢野監督にとっても悩ましい問題だ。

 「そうやな。そのリスクもね。もちろん、俺も負って何とか点取ろうというところで。ソラーテが来たことで、難しくなってる部分もある。本来は二塁で守るのが遊撃っていうのが簡単ではないと思う。そこは俺の責任とね。健斗(糸原)自身も、もちろん頑張らないとあかんところは両方あるかなと思う」

 敗戦に明るい材料を探すなら、そのソラーテが左では25打席で初めて放った本塁打だ。1―0の2回先頭でブキャナンの初球の真ん中チェンジアップを思い切り引っ張り、右翼ポール際のスタンド上段まで運んだ。メジャーでは75発中、56発が左打席。来日4号で本領を発揮し、9回無死一塁でも右腕マクガフから好機を広げる右翼線二塁打を放った。

 「うれしいね。左でも1本出て楽になったというか、ホッとしているよ。でも、やることは変わらないので、練習から頑張っていきたい」

 左打席では25打数3安打で打率・120、右打席では14打数5安打で打率・357。勝つためには、助っ人にもっともっと打ってほしい。ただ、本人のみならず、カバーすべき日本人選手の守備力も計算できない現状だ。苦しい夏の戦い。一人一人がやるべきことを確実にやるしかない。(山添 晴治)

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