阪神・大山 掛布超え見えた最年少25歳のフル4番 11打席ぶり安打で先制も惜敗

[ 2019年8月7日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-4ヤクルト ( 2019年8月6日    神宮 )

初回1死一、二塁、先制の適時二塁打を放ち、ベンチに向かって手をあげる大山(撮影・大森 寛明)
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 開幕から102試合目を数えた夏の夜も変わらず4番に座った阪神・大山が先制打を放った。初回1死一、二塁でブキャナンの147キロ内角直球に詰まりながらも対応。右翼線への適時二塁打にした。

 「ここ何試合か結果も内容も良くなかったので、1打席目にヒットが出て打点がついたというのは、自分にとってプラスになったかな…と思います」

 敗戦だけに表情はさえないが、今後につながる一打だった。「良くなかった」と振り返るように2日の広島戦以来11打席ぶりの安打で、打点は7月27日の巨人戦以来実に8試合ぶり。胸を張れない結果が続いていた中で出た1本を覚醒のきっかけにしたい。

 3回の第2打席を死球で終え、プロ3年目で初めてシーズン規定打席443に到達した。開幕から全試合で先発4番を務め、今季終了まで継続すれば、09年金本知憲以来球団史上5人目。25歳シーズンでの達成なら、82年に掛布雅之が記録した27歳シーズンを超える。猛虎史上最年少の“不動の4番”襲名まで残り41試合だ。

 振り返れば4日の広島戦に矢野監督は大山の4番起用について「もちろん頭の中ではいろいろあるけど。今ここで明言できることは何もない」と揺れる胸中を明かしていた。移動日を挟み、注目された9連戦の初戦も重責を託した。

 「成長してほしいというのもあってのあれ(4番)だし。いいとも悪いとも言えるような状況ではないかな…と思う」

 指揮官の悩みはまだ晴れない一方、浜中打撃コーチは「最後まで4番を打つつもりでやってると思うし、このまま終えてほしい」と完走を期待した。

 6回の中飛、8回の左飛はいずれも紙一重と言える打球だった。「いい当たりで終わってはいけない。あそこで越えるかどうかは天と地の差。そういうところを突き詰めないといけません」。勝利に直結する一打を求め、これからも打席に立ち続ける。(巻木 周平)

 ○…大山(神)の打点は7月27日の巨人戦延長11回、勝利打点となった中前打以来8試合ぶり、先制打は26日の巨人戦初回の左犠飛以来9試合ぶりだ。今季はチーム唯一の全試合出場を継続中で、すべて先発4番出場は両リーグでも山川(西)と2人だけ。残り41試合も4番で先発し続ければ、昨季の山川に続き、2リーグ制以降の阪神では52年藤村富美男、69年カークランド、82、83、85年掛布雅之、04~09年金本知憲に続く5人目(12度目)。大卒プロ3年目の大山は満25歳。この年齢までの全試合先発4番は、12年の中田翔(日=23歳)以来で、阪神では82年掛布雅之の27歳を更新する最年少記録だ。

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