阪神・近本 全パ守備陣“アシスト付き”サイクルにはにかむ「皆さんのおかげです」MVPは文句なし

[ 2019年7月13日 22:00 ]

マイナビオールスターゲーム2019第2戦   全セ11―3全パ ( 2019年7月13日    甲子園 )

<全セ・全パ> 表彰を受ける(前列左から)近本、原口、(後列左から)吉田正、筒香、高橋(撮影・大森 寛明)  
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 新人唯一の球宴出場で、新人史上初の先頭打者アーチとサイクル安打。文句なしの第2戦MVPに選出された阪神のドラフト1位ルーキー、近本光司外野手(24)は試合後のお立ち台で地鳴りのような声援を受けながら満面に笑みを浮かべた。

 「ありがとうございます!」とまずはスタンドに感謝した近本は初球宴の感想を聞かれて「メチャクチャ楽しかったです」と笑顔。「自分でも入ると思ってなかったんですけど、入って、結果的に良かったです」と初回の先頭打者アーチを振り返ると、7回に最後の打席で決めたサイクル安打には「いや~…何としても打球を上げようと思ってたんで。いいところに飛んでくれて、いい形で…え~…三塁打になったんで良かったです」と照れながらコメントした。左越え本塁打、右翼線二塁打、右前打、左中間二塁打で迎えた最後の打席は左中間を真っ二つ。二塁ベースを回ったところでいったん止まったが、全パの守備陣が記録を後押しするようにプレーのスピードを落とすと、感謝しながら三塁ベースを陥れた。

 「本当に皆さんのおかげだと思っています」とはにかみ、スタンドの笑いも誘ったルーキー。球宴でのサイクル安打達成は1992年の古田敦也捕手(ヤクルト)以来27年ぶり2人目で、ルーキーではもちろん史上初の快挙となったが、ここまでの活躍は「全然想像してなかったです」と最後まで照れていた。

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