JR東海・戸田 8回2死までノーヒット投球も…「僕は記録に縁がないんです」

[ 2019年7月13日 23:01 ]

第90回都市対抗野球第1日   JR東海2―1日本通運 ( 2019年7月13日    東京D )

<日本通運・JR東海>力投するJR東海先発・戸田(撮影・村上 大輔)
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 JR東海のエース戸田公星投手(31)が大会史上6人目のノーヒットノーラン(完全試合含む)を逃した。13個目の三振を奪った直後の8回2死。諸見里に浮いたフォークを左翼席へ運ばれた。次打者に四球を与えて交代。それでも、右腕は屈託なく笑った。

 「去年も8回に2本を浴びて…。3年前も9回にヒットを打たれたし、僕は記録に縁がないんです」。前回大会、パナソニックとの初戦は無失点で迎えた8回に2被弾。16年春の京都大会・SUBARU戦は最終回に完全試合を逃した。それでも、チームの勝利が何倍もうれしかった。

 昨大会8強ながら東海地区は最終枠・第7代表でドーム切符をつかんだ。勝負所で戸田が痛打を浴びたのが原因だった。本番まで約1カ月半前、フォーム改造に踏み切った。「右足に体重を乗せる時間を少し長くしたんです。すぐ左足に移すと突っ込み気味になる。沈みながらの一押しですかね」。

 6月19日からのJABA北海道大会で新フォームを試し、自信を抱いてドームに臨んだ。「だから初回無死三塁も乗り切れたでしょ」。最初のピンチを連続三振で乗り切った。

 JR北海道で10年間プレー。16年の休部からクラブチーム化に伴い、17年に移籍した。「13三振なんて人生初めて。9個が最高ですから」。通算5度目の都市対抗先発。低めに集める直球にフォーク、スライダー、ツーシームが切れた。

 試合後、久保恭久監督から「ナイスピッチング」の声とともに、ウイニングボールを渡された。次戦は7度の優勝経験を誇る東芝。「僕らの方が勢いあるでしょ」。戸田の足取りは軽かった。

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