JFE西日本・河野 チームの誇り胸に有言実行「日本一」

[ 2019年7月13日 09:21 ]

慣れ親しんだJFE西日本のユニホームでの出場に燃える河野
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 【第90回都市対抗野球大会 注目・令和の怪腕(下) JFE西日本・河野竜生投手】誇りを胸に河野は東京ドームのマウンドに立つ。過去2年は三菱重工広島、JR西日本の補強選手として出場したが、やはり慣れ親しんだJFE西日本のユニホームは重みが違う。「ずっと自チームで出場したかった」と喜びをかみしめた。

 最速151キロの直球に多彩な変化球。高い奪三振率…。それらを上回る最大の魅力が「心の強さ」だ。中国地区2次予選では3試合に先発。連投となった決勝戦では三菱重工広島打線を3安打完封し、チームを3年ぶり10回目の出場に導いた。大会前に山下敬之監督に「自分がチームを勝たせる」と宣言して臨んだ大会で、まさに有言実行の働きだった。

 鳴門高では3年連続で夏の甲子園大会に先発。「よりレベルの高い野球をして、一年でも早くプロに行きたい」と早い段階から、進路を社会人に定めていた。入社後は本格的なウエートトレを取り入れ、体重は1年目から5キロアップの85キロ。下半身の強さが格段に増し、投球の安定感につながった。

 スカウト陣の評価は上がる一方。広島・白武佳久スカウト部長は「(ドラフト1位の)12人でしょう」と断言する。「昨年の日本選手権は準優勝ですから、日本一です」と目標を掲げる左腕。プロ入り前に成し遂げるべき仕事がある。(特別取材班)=終わり=

 ◆河野 竜生(かわの・りゅうせい)1998年(平10)5月30日生まれ、徳島県鳴門市出身の21歳。小1から野球を始め投手と一塁手。鳴門市立第二中では軟式野球部。鳴門では3年連続夏の甲子園で先発し、3年夏は8強。17年に入社したJFE西日本では1年目から公式戦に登板した。1メートル74、85キロ。左投げ左打ち。

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