長嶋一茂 旧統一教会の会見の印象「実も何にもない」「政治家は教団とどうやって向き合っていくのか」

[ 2022年10月21日 09:30 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(56)が21日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の勅使河原秀行教会改革推進本部長が20日、都内で6度目の記者会見をしたことに言及した。

 会見で、勅使河原氏は、岸田文雄首相が宗教法人への解散命令請求が認められる要件に、民法上の不法行為も含まれるとの認識を示したことに「民法が一夜にして対象になったのは不思議」としつつも「あくまでも私たちは日本国民なので、国が決めたことには従っていかざるを得ない」と話した。会見では組織改革の一環として、全国68人の「教区長」の3分の1程度に当たる20人を2世に切り替えると発表し、壇上に呼び込んだ。宗教2世の悩みに対応できる体制を取る目的としている。

 一茂は「記者会見も2世信者をただ紹介しただけなんですかってところなんだよね。実も何にもない記者会見に僕は見えますね」と言い、「つまり被害者の方たちって家族が崩壊したりとか、莫大なお金がかかって今もローンを組んでいる方たちもいると思うんですよ。そういう過去の清算みたいなものを求めていると思うんですね、被害者の方たちというのは。そこに対してどうやって向き合っていくのか、それに対しての説明も今までたぶん何もないですよね。だからこれは何なんだろう」と自身の印象を述べた。そして、「実際に被害に遭った方たちはいないという認識なのか、問題はわれわれには何もないということなのか。問題があるからこうやって情報番組で取り上げてると思う」とし、「政治家も教団とどうやって向かっていくかってことも今後、もうちょっと国会も含めて動向を見ながら、どういうふうにしていくんだろうかと、つまり解散までちゃんとこぎつけることができるのかってことも注目していかないといけないなと思います」と自身の見解を話した。

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2022年10月21日のニュース