西田敏行 「西遊記」時代の不遇エピソード明かす 「はじかれるのは猪八戒」

[ 2022年10月21日 18:35 ]

俳優の西田敏行
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 俳優の西田敏行(74)が21日、文化放送「くにまる食堂」(月~金曜前11・00)にゲスト出演。78年から日本テレビで放送された「西遊記」の秘話について語った。

 番組で「西遊記」の撮影を振り返った西田。作品で西田は三蔵法師一行の「猪八戒」を演じた。当時の撮影は「とってもハード」で睡眠時間は毎日3、4時間ほどだった。それゆえ「孫悟空」を演じる堺正章ら3人とは収録の合間も行動を共にしていた。

 ある時、堺の主治医の発案で「三蔵法師一行」の4人は休憩時間に疲労回復用の点滴を打つことになった。控室で横になる際に男性3人の間で勃発したのが「三蔵法師」役の夏目雅子さん(享年27)の隣を誰が取るかという問題だ。「岸部四郎(さん・享年71)はもの凄く夏目さんにほの字で、正章さんは正章さんの権力で寄せ付けずにいましたから」と回想し「はじかれるのは猪八戒になっちゃうわけですね」といつも割を食っていたことを明かした。西田は「点滴ではずいぶん損をした感じがある」としながらも「3人とも大好きだった」と夏目さんに思いをはせた。

 また、西田は撮影の合間に出かけた中華料理店のエピソードも披露。メイクの大変さもあり、4人は作中の格好のまま店を訪問した。西田は豚肉料理を注文する。すると店員が「あ、共食いだ」とポロリ。「共食いって言われたよ」とスタジオの笑いを誘った。

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