唐木明子氏 “少年A”記録廃棄、理由不明に「事件のご遺族はつらいし…廃棄理由を徹底的に明らかに」

[ 2022年10月21日 14:37 ]

東京・台場のフジテレビ社屋
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 世界中にネットワークを持つPwCで、戦略コンサルティングを担う「Strategy&」に所属する唐木明子氏が21日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。神戸の連続児童殺傷事件をはじめとする重大な少年事件の記録が、各地の家裁で廃棄されていたことに言及した。

 神戸家裁は記録廃棄の経緯に関し「仮に当時の職員に聴取したとしても個人の見解の範囲にとどまると考える」などと調査に否定的な姿勢を示した。愛知県や長崎県で起きた他の複数の重大少年事件でも同様に各地の家裁が保管していた事件記録を廃棄していたことが各家裁への取材で判明した。各家裁は廃棄の理由を「不明」や「調査中」などと説明している。最高裁は調査しない方針で、廃棄の経緯や非公開だった少年審判の検証は困難な見通し。

 唐木氏は「ご遺族はつらいし、それこそ悔しいと思う。記録って1回廃棄してしまうと戻らないので。これは理由を徹底的に明らかにしてほしいですよね」と自身の考えを述べた。

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2022年10月21日のニュース