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片岡篤史氏 抜群の制球力で誠也を完璧に封じた伊藤将 7回の遊ゴロ併殺は見事だった

[ 2021年10月19日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2ー1広島 ( 2021年10月18日    甲子園 )

<神・広>7回無死一塁、阪神・伊藤将は鈴木誠を遊ゴロ併殺打に打ち取る(撮影・大森 寛明)
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 【片岡篤史 視点】伊藤将がよく頑張ったが、最大の勝因は鈴木誠をノーヒットに封じたことだ。7回無死一塁。カウント3―1から投げたツーシームで、狙い通りの遊ゴロ併殺は見事だった。

 そのツーシームとチェンジアップが抜群で、制球も良くこの日も無四球だった。驚くようなボールがあるわけではないが、特徴として変化しはじめるのが凄く遅い。バッターとしては本当に打ちづらく、ゴロをたくさん打たせていたのが目についた。ルーキーながら、1年間ローテーションをしっかり守っての9勝目。その数字以上の価値がある内容を見せてくれている。

 19日は奥川との対戦が待つが、全員の力を結集して勝つしかない。四球がほとんどないことからも分かるが、どの変化球でもストライクを投げられる投手だ。力むことなく150キロ近い直球を投げられるから、甘いところでファウルを取れる。カウントを取る変化球、空振りを取る変化球がそれぞれあることも、攻略を難しくさせている。

 特に後半戦はどのチームも打てておらず、チャンスはそう多くないだろう。相手より1点でも多く取り、1点でも少なく守る。ここまで来れば、技術うんぬんではない。2連敗した時点でヤクルトの優勝が決まってしまう。何とか最後に意地を見せてほしいと思う。(スポニチ本紙評論家)

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