ソフトB・千賀 同日先発の西武・松坂に感謝の白星を!元同僚で憧れの「スーパースター」に成長見せる

[ 2021年10月19日 05:30 ]

ソフトボールを使って投球する千賀(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・千賀が西武・松坂への惜別の思いを快投で示すと誓った。19日のロッテ戦で先発。同日にはかつてのチームメートで憧れの存在だった松坂が日本ハム戦で引退試合に臨む。「やはり松坂大輔というスーパースターを小さい頃から見てまねた。一緒にやれて、いい時間でした」と語った。

 同じユニホームを着た15年からの3年間は大切な思い出だ。松坂が中日に移籍した18年6月8日の交流戦での投げ合いは今も心に深く残っている。「変な気持ちでフワフワしてた。それだけは覚えています」。同年に初の2桁勝利となる12勝をマークし、今やチームの大黒柱。成長した姿を結果を出して示す。

 さらにこの日はもう一つの寂しい出来事があった。1学年上の先輩で、今オフの宮古島自主トレも一緒だった川原が球団から戦力外通告を受けた。練習中に別れのあいさつを受けて、「1年目からずっと一緒でお世話になった先輩が…。(野球を)やりたくてやれる世界ではないと改めて思うし、川原さんが一生懸命やった分、僕も一生懸命やれたら」と心に誓った。

 2人の先輩のためにも。チームは19日にもCS進出が完全消滅する厳しい状況だが、エースは諦めずに腕を振る。(井上 満夫)

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2021年10月19日のニュース