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東尾修氏 引退の松坂大輔と200勝ボールの交換かなわずも 「彼には良い財産が残ってる」

[ 2021年10月19日 17:28 ]

東尾修氏
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 今季限りで現役を引退する西武・松坂大輔投手(41)の恩師で、本紙評論家の東尾修氏(71)が19日、文化放送「斉藤一美 ニュースワイドSAKIDORI!」に電話出演した。

 西武監督時代、1998年ドラフトでは抽選で松坂を引き当て「ほんとにホッとしたっていうか。くじ運が良かったです」と照れ笑い。

 入団交渉の際、松坂に自身の200勝ボールを贈った時のことを回想し「今から会うってなった時、ポッと持っていこうって思って。どう感じるかって手渡ししたんですよ。200勝とか大きな目標に向かって、投手の先輩としてね、期待を持って、西武ライオンズに入ってほしいと。彼がボールを受け取って持って帰ってくれて、ホッとしたんですよね。それで入団してくれるんじゃないかなって思ったんです」と懐かしんだ。

 その後、今度は松坂から200勝ボールをもらう約束を交わしていたが叶わず、松坂は引退会見で「それがかなわず心残り」と述べた。

 東尾氏は「そう言ってもらえるのもうれしい。まあ、彼には良い財産が残ってますから。いろんな苦労が長かったですからね」。右手の指の感覚がなくなった松坂に対し「本人もいきなりそういったボールが出てびっくりしたんでしょうから。そこまで悪くなったことないので、ちょっと信じられないような。本人も信じられなかったでしょうし。そこまで体が傷ついたり、疲労がたまってたんでしょうね」と心中を慮った。

 「やはり甲子園の時からすごかった。そのくらいの投手だし、西武に入団してもらった時、これは育てなきゃダメだというプレッシャーの方が大きかった。あれだけキャンプ初年度にたくさんのお客さんも来たし、僕自身もプレッシャーがありました」と明かした。

 怪物を故障させてはいけないと「いろんな段階を踏んで、やっとこさキャンプの終盤になって、オープン戦に帯同して。でも、オープン戦で結果出なくてねえ。あの経験が良かったのかもわからないけど、入る時は先発6人でまわってたし、特別扱いはしないとはっきり言っていたし。オープン戦の横浜戦だったかな。ローテ入りの権利をつかんで、ホッとした思い出があります」と振り返った。

 また、当時の堤オーナーや営業サイドの要望を振り切り、敵地・東京ドームで初先発させたことについて「オープン戦序盤が悪かったから、良いスタートを切らせなければいけなかった。お客さんのために大輔を投げさせるってのもあるけど、いいスタートを切って、軌道に乗せないといけないというのが僕の考え方。いろんな人に言われたけど、(本拠地で初先発は)断らせてもらったんです。東京ドームのマウンドの傾斜が合うと思った」と秘話を明かした。

 松坂は午後5時45分から行われる日本ハム戦で引退登板する。プロデビュー戦を実況した同局の斉藤一美アナがその模様を実況する。

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