松坂大輔 自らの名ついた同世代に感謝「みんながいたから先頭走れた」 最後の1人、ソフト和田へエール

[ 2021年10月19日 14:01 ]

ユニホーム姿で引退会見に臨んだ松坂は目を真っ赤にして感情をこらえる(撮影・尾崎 有希)
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 今季限りで現役引退する西武の松坂大輔投手(41)が19日の日本ハム戦(メットライフドーム)を前に引退会見を行った。背番号18のユニホーム姿で会見に臨み、「松坂世代」への思いを語った。

 「いい仲間に恵まれた世代だったと思う。みんな仲が良かったですし、言葉に出さなくてもわかり合えた。松坂世代という名前がついていたが、なんて言ったらいいんだろう…自分が松坂世代と言われることはあまり好きではなかったんですけど、周りの同世代みんながそれを嫌がらなかったおかげで、ついてきてくれたというとおこがましいですけど、そんなみんながいたから先頭を走ってくることができたんですかね。みんなの接し方が本当にありがたかったなと思いますね」と述べた。

 「それと同時に自分の名前がつく以上、その世代のトップでなければならないと思ってやってきましたけど、それがあったから最後まで諦めずにやれてこれたかなと思います」と世代の選手たちの存在が大きかったことを明かした。

 松坂世代の現役選手はソフトバンクの和田毅だけとなった。「最後の一人になったツヨシには、僕の前に辞めていった選手達が、僕らに託していったようにまだまだ投げたかった僕の分もツヨシには投げ続けていってほしいと思います。できるだけ長くやって欲しい。同世代の仲間にも感謝しています」とエールをおくった。

 ◇松坂 大輔(まつざか・だいすけ) 1980年(昭55)9月13日生まれ、東京都出身の41歳。横浜では3年時に甲子園春夏連覇。98年ドラフト1位で西武入団。1年目に16勝で新人王、最多勝に輝いた。07年にレッドソックスに移籍し、同年にワールドシリーズ制覇。インディアンス、メッツを経て、15年にソフトバンクで日本球界復帰。18年に中日に移籍し、20年に西武に復帰した。日米通算170勝108敗2セーブ。1メートル82、92キロ。右投げ右打ち。

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