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松坂大輔が5度舞った 西武、日本ハム選手が感謝の胴上げ プレートの土をぬぐい、涙も

[ 2021年10月19日 22:06 ]

パ・リーグ   西武─日本ハム ( 2021年10月19日    メットライフD )

引退登板試合の終了後に胴上げされる松坂(撮影・白鳥 佳樹)
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 今季限りで現役を引退する西武の松坂大輔投手(41)が19日の日本ハム戦(メットライフドーム)に先発登板。日米通算377試合目の引退登板で、横浜高の後輩でもある日本ハム・近藤健介外野手(28)と対戦し、結果は四球に終わったが、背番号18が試合後のセレモニーでファンに手を振って応えた。

 西武ベンチを出て三塁側から最高の笑顔でグルリと一周した。日本ハムの近藤ほか、万波ら横浜高の後輩とも握手。そんな松坂が最後に向かったのがマウンドだった。

 プレートの土を丁寧にはらい、右手を乗せて5秒、10秒、そして自らにお疲れ様というようにつぶやいた。その目には涙ののぞいた。そんな松坂がベンチに戻ろうとすると、最後に待っていたのが胴上げだった。日本ハムからも近藤、西武から移籍した木村らが松坂の引退特製Tシャツを来て松坂を囲み、西武ナインとともに、背番号18の体を5度、押し上げた。

 日米通算377試合目の現役最後の登板。初回、松坂は近藤に一礼してマウンドに上がった。日本ハム、西武のベンチ、そしてメットライフドームの観客も総立ちで見守る中、投じた第1球は118キロ。2球目にストライクを投じたが、その後は球が抜け、カウント3ボール1ストライクから大きな拍手の中で投じた最後の1球は、内角に大きく外れた。

 投球を終えた松坂は、日本ハムベンチに向かって、「ありがとうございました」と一礼。万雷の拍手を受けながら、ベンチへ下がり、試合中もベンチから盛り上げた。

 「ボロボロになるまで大好きな野球をやりたい」──。その思いを貫いた。すべての人に感謝の思いを込めた最後の登板後には「最初、グラウンドに出た瞬間のファンの皆さんの拍手に感動しました。正直、プロのマウンドに立っていい状態ではなかったですが、最後の相手になってくれた、北海道日本ハムファイターズの皆さん、打席に立ってくれた近藤選手、そして今日球場までお越しいただいたファンの皆さん、球場には来れなくてもテレビなどで応援してくれたファンの方々に感謝しています」と話した松坂。「平成の怪物」は日本中のファンだけでなく、多くの選手の目標であり、あこがれだった。

 ◇松坂 大輔(まつざか・だいすけ)1980年(昭55)9月13日生まれ、東京都出身の41歳。横浜では3年時に甲子園春夏連覇。98年ドラフト1位で西武入団。1年目に16勝で新人王、最多勝に輝いた。07年にレッドソックスに移籍し、同年にワールドシリーズ制覇。インディアンス、メッツを経て、15年にソフトバンクで日本球界復帰。18年に中日に移籍し、20年に西武に復帰した。日米通算170勝108敗2セーブ。1メートル82、92キロ。右投げ右打ち。

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