広島ドラフト2位・森 球団新人左腕史上初の2桁勝利に照準「1年目からフル回転」

[ 2021年10月19日 05:30 ]

投球ポーズをして写真に納まる広島ドラフト2位の森翔平(撮影・亀井 直樹)
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 広島からドラフト2位指名された三菱重工West・森翔平投手(23)が18日、兵庫県明石市内の同社で白武スカウト部長、担当の鞘師スカウトらから指名あいさつを受けた。床田、玉村ら若手に加え、同期となる1位の黒原(関学大)も左腕とあり、来季の先発左腕争いは激戦必至。球団の新人左腕では史上初となる2桁勝利を目標に掲げ、球団が夢見る「左腕王国」の先頭に立つ決意を示した。

 左腕不足と言われてきたはずが、今や「左腕王国」を築こうとしている。その命運を握る一人が森だ。約20分間の指名あいさつを終えた本人が真っ先に思い浮かべたのも、これからライバルとなる左腕のことだった。

 「やっぱり、僕らの年代に近い(左腕の)投手が多いので、その人たちに負けないようにやっていきたい気持ちはあります」

 今年のドラフトは、右の強打者が最大の補強ポイントだった。それでも球団は、上位2人連続で即戦力左腕を指名した。「1、2位と左だったので(期待を)感じました」。大瀬良、九里、森下と右腕が先発の中心となっている。とはいえ後半戦から床田、高橋昂、玉村が先発入りして若手左腕が充実してきたのも事実だ。この争いの中に、森と同1位の黒原も加われば、先発左腕の層の厚さは一気に12球団屈指となる。

 「(黒原は)同じ左としてライバル視しています。社会人卒で即戦力として獲ってもらった。先発ローテーションを奪いにいかないと駄目だと思う。1年目からしっかりとフル回転して、2桁勝利を挙げるのが目標です」

 球団新人で2桁勝利を挙げたのは、昨季の森下ら過去に9人いる。しかしその全てが右腕で、左腕が到達すれば球団史上初。担当の鞘師智也スカウトからは「他球団の中には外れ1位で行くつもりだった(球団もあった)と聞いた。うちも1位と同等の評価。間違いなく即戦力だし、先発として勝負して10勝を目指してほしい」とエールを送られた。

 最速150キロの直球と鋭く曲がるカットボールを中心にカーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を操り、チームでは先発を担ってきた。「力強い直球といろんな変化球を使ってゲームメークするのが長所。カットボールには自信がある。今年からカーブも多く投げたり、自信のある球が増えてきた。カープでは、栗林投手が社会人卒で1年目から活躍されているので、そういうところを目標にしていきたいです」。高い目標を堂々と公言できる潔さも、魅力の一つだ。(河合 洋介)

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