橋下徹氏 4630万円誤送金 町の振込依頼書も別途提出に「容疑者が1番悪いんだけど…不可解なミス」

[ 2022年5月19日 15:54 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が19日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演。山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を24歳男性に誤送金し、回収できなくなった問題についてコメントした。

 県警は18日、誤給付金と知りながら別口座に移し替えて不法に利益を得たとして、電子計算機使用詐欺の疑いで住民の無職田口翔容疑者を逮捕。県警によると「オンラインカジノに使った」と供述し容疑を認めているという。

 町は4月、金融機関で、田口容疑者を含む住民税非課税の463世帯に給付金10万円ずつを振り込む手続きをした。しかし町職員が誤って田口容疑者の名前と4630万円の金額が記された振込依頼書も別途提出し、田口容疑者には10万円に加え4630万円が振り込まれた。

 府知事の経験もある橋下氏は、「もちろんミスはありますよ。“全くミスはなしで行け”なんてことは言いませんが」とした上で、各世帯に給付後、振込依頼書を別途提出したことにふれ、「なぜ出したのかということを役所の説明がちょっと足りないんですよ」と指摘した。

 続けて、「個人の職員だけの責任ではありません。組織として、なんで2回目の振り込み依頼書が出たのか。どうも、聞くところによると新人の職員だったという風に聞いているので…。であれば、誰か上司が指示を出したのか、その新人職員がいきなり自発的に書類を持って行ったとはとうてい僕は考えられない」と持論を展開。最後には「ここを明らかにしないといけないんだけど…。容疑者が1番悪いんだけど、ここの非難ばっかりにいってて、不可解なミスなんですよ」とした。

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2022年5月19日のニュース