渡辺名人 斎藤八段との名人戦第4局は相掛かり 斎藤の角打ちに43分考慮し昼食休憩に

[ 2022年5月19日 13:10 ]

渡辺明名人(右)と斎藤慎太郎八段の名人戦第4局は斎藤の先手で始まった(日本将棋連盟提供)
Photo By スポニチ

 渡辺明名人(38)=棋王との2冠=が斎藤慎太郎八段(29)の挑戦を受ける第80期名人戦第4局は8日、山口市で1日目が始まり、戦型は相掛かりになった。先手は斎藤で飛先の歩を突き合った5手目、斎藤が角頭の歩を守るため金を上がった。

 7番勝負はここまで渡辺の2勝1敗。対戦成績は渡辺の10勝5敗で、相掛かりは昨期名人戦第2局以来9局ぶり。当時は先後逆で、先手・渡辺が91手で勝った。

 今回は43手目に斎藤が角交換へ踏み込み、47手目、その手駒にした角を自陣に打ち付けて敵陣をにらんだ。右銀の活用と図ると共に、渡辺陣の整備をけん制する攻防一体の一着に渡辺の手が止まった。

 このまま43分消費して正午からの昼食休憩に入り、消費時間は9時間の持ち時間のうち渡辺が1時間25分、斎藤が1時間7分。昼食メニューは渡辺が海鮮丼(さび抜き、鯛、生うに、鰹、車エビ、サーモン、ヒラマサ)とお吸い物、斎藤が山口県名産「西京はも」の蒲焼きをまぶした丼「西京はもまぶし」とお吸い物、小鉢。

続きを表示

2022年5月19日のニュース