柳沢秀夫氏 4630万円誤送金問題で違法賭博摘発に期待「そういうところに焦点を」

[ 2022年5月19日 16:53 ]

フジテレビ
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 ジャーナリストの柳沢秀夫氏が19日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、山口県阿武町が新型コロナウイルス対策の臨時特別給付金4630万円を誤って送金し、回収できなくなった問題についてコメントした。

 山口県警は18日、誤給付金と知りながら別口座に移し替えて不法に利益を得たとして、電子計算機使用詐欺の疑いで同町の無職田口翔容疑者(24)を逮捕した。県警によると「オンラインカジノに使った」と供述し、容疑を認めているという。

 番組では、オンラインカジノについて特集。以前は賭博容疑での摘発といえば、バカラなど賭博に使う道具などが押収されていたが、近年は押収物の多くがパソコンなどに様変わりしている。柳沢氏は「ひと昔前の賭博というのは、場所を確保したり、ゲーム機を持って来たり、道具を持って来たり。でも、オンラインになると見えにくいですよね。ネットの世界というのは。なかなか摘発しにくい」と、捜査のハードルの高さを懸念した。

 日本では公営ギャンブル以外の賭博行為は法律で禁止されているが、違法賭博の摘発件数は年に約10件ほどという。そんな中、今回の事件で違法なオンラインカジノの存在も注目され始めている。柳沢氏は「まだ少ないですよね、実態からすると」と指摘。「これから先は、そういうところに焦点を当てて、捜査を徹底的にしていくことが(重要だと)、今回のことで浮き彫りになってきている」と話し、今回の事件をきっかけに違法賭博へさらなる捜査のメスが及ぶことを期待した。

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2022年5月19日のニュース